39.肌弾力のエビデンス

肌弾力 → cutometerで測定

    → その中の何を使うか?

4つの類型

#4のロジック

届出番号H932「イヌリーナS」
フジ日本精糖株式会社

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本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは肌の保湿力(バリア機能)を高め、肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています。

高橋 -2022においても同様の方法を採用し、 R2(総弾性)を皮膚弾力の指標としていた。皮膚の弾力において健常者と疾病者の判定基準は存在しないものの、皮膚粗鬆症患者の皮膚の弾力は、健常者と比較して低下することが報告されている (1) 。また、皮膚粗鬆症患者に関しての R2値の報告はなかったものの、強皮症や化膿性炎症では下肢や前腕などの部位において値が低くなることが示されている (2,3) 。 高橋 -2022において介入前の R2値の平均値は 0.73(平均年齢 44.5歳※)であり、東アジアの健常女性(40歳代)で報告されている数値とほぼ同等の値であった (4)。このことから、 高橋 -2022の被験者の肌弾力は正常であると判断できる。これら角質水分量、肌弾力 R2値から、高橋 -2022の被験者は、「肌の乾燥や弾力が正常な健常成人女性」であると考えられた。

※著者からの情報提供

1) Piérard GE , et ISRN Dermatol. 2013
2) Dobrev HP. J Am Acad Dermatol. 1999, 40(3):436 42.
3) Dobre v H. Skin Res Technol. 1998, 4(3):155 9.
4) Seong K. Archives of Craniofacial surgery, 20, 158 163(2019)

※高橋-2022:髙橋 美貴, 原 健二郎, 他, イヌリン含有サプリメント摂取による腸内環境および排便症状や肌質に及ぼす改善効果 , 薬理と治療 Vol. 50, no. 5, 927-935 (2022).