Part1.現状
Ⅰ.免疫に関するガイドラインと消費者庁の考え方
「限られた免疫指標のデータを用いて身体全体の免疫に関する機能がある」
という表現は誤解を招く
免疫機能はいろんなもの(免疫細胞、抗体ets)によってもたらされる
⇒複合的・全体的
Ⅱ.機能性
1. ヘルスクレーム
1)「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」しかない
2)「NK細胞を活性化します」
「消費者にわからない」と指摘
「免疫細胞の一つであるNK細胞を活性化します」
「免疫」という以上、複合的・全体的でなければならない
3)「IgAを増加させます」 ※2)と同じ帰結が次の帰結
IgAの増加が健康にいいとは限らない
2.例(イメージ)
3.帰結
どこも通らない
Part2.打開策
Ⅰ.キリン社と全く同じパターンで行く
1.届出表示
2.ストラクチャー
① (樹状細胞)、 ② がポイント
Ⅱ.抗加齢協の指標を待つ
1.抗加齢協会
免疫指標を作成
消費者庁と擦り合わせ
2.キリン社の場合
※ 健康・医療戦略
「食品の機能性等を表示できる制度を適切に運用するとともに、機能性表示食品等について科学的知見の蓄積を進め、免疫機能の改善などを通じた保健用途における新たな表示を実現することを目指す」
3.官邸: 規制改革推進会議を通じてプレッシャー
cf.
<厚労省通知> (2019.3.15)
当該成分(食薬区分の医薬品成分)を含有することのみを理由として
医薬品に該当することは判断せず、食経験、製品の表示・広告、
その製品の販売の際の演術等を踏まえ総合的に判断する
<消費者庁Q&A> (2019.3.30)
機能性表示食品に関する質疑応答集
(1)により医薬品に該当しない場合は、機能性表示食品として届出できる。
ただし、当該成分本質(原材料)を機能性関与成分とする食品が、
医薬品に該当しないことが不明確な場合は、届出確認時に消費者庁から
厚生労働省に照会し、確認するものとする。