これまで
関与成分「ロダンテノンB」で、糖化ストレスの減少をヘルスクレームに入れることを19件認めて来た。
例えば、
届出番号E1「MANGOSTIA(マンゴスティア) 」
日本新薬株式会社
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「本品はロダンテノンBを含みます。ロダンテノンBは、糖化ストレスを軽減することにより肌の潤いを保持する機能があります。」
ところが、H206
ところが、H206のやりとりを見ると、この分野が微妙になっていることが分かります。
届出番号H206「オリザ トマト種子 」
オリザ油化株式会社
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「本品にはリコペロサイドHが含まれます。リコペロサイドHは、肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つことが報告されています。」
一見、ただの肌弾力の訴求だが、実は、SRのアウトカムは(1)皮膚粘弾性と(2)血中ペントシジン
(2)に関し様式7には、次のような説明がある。
「皮膚を構成するエラスチンやコラーゲン繊維は、糖化によって構造が変化することで正常に保つことができず、肌弾力の低下を及ぼすことから、糖化ストレスと肌の弾力は密接に関係している。例として AGEs の一種であるペントシジンは、架橋性の AGEs であり、コラーゲン糖化による架橋形成を促し、肌の弾力を低下させることが報告されている」
糖化ストレス抑制 -> 肌の弾力維持
↑
指標:ペントシジン
「糖化ストレス」をヘルスクレームに入れようとしていたが断念したのではないか。
現審査体制は、関与成分「ロダンテノンB」以外に「糖化ストレス」を広げる気がないのではないかと思われる。