機能性表示最新情報 316号 / 新ガイドライ ン・上半期の状況

こんにちは。YDCのミッシーです。

先月の29日に、機能性表示のガイドラインの改
正がありました。内容としてはSRのPRISMA2020
対応に関することで、事前にパブコメで意見募
集が行われていた通りです。2020準拠版への移
行には猶予期間があるとはいえ、なかなか大変
そうです。

さて、そんな中で今年度も既に半分が経過した
ので、上半期の機能性表示の状況を振り返って
みたいと思います。9月末までに届出番号は
I633まで進みました。これはなかなか速いペー
スであると思います。参考に、昨年までの受理
件数は以下の通りです。

「年度毎の受理件数と前年比」
年度 件数  前年比
2015    307    
2016    620       202%
2017    452       73%
2018    690       153%
2019    881       128%
2020    1067      121%
2021    1445      135%
2022    1429      99%

2021、2022年度はほぼ同数で1400件を超えてい
ます。半年間で600件ちょっとということは、
1400件には届かないように思えるかもしれませ
んが、下半期の方が受理件数は増加する傾向に
あります。

2021年の同時期の受理件数は513件でした。
2022年はさらに少なく、369件となっており、
総受理件数が大きく減るのではないかと思い
まいたが、結果的には下半期に急増した形です。

それから考えると半年で600件なので、総数が
かなり多くなる気もしますが、どうなるでしょ
うか?

懸念としては、冒頭でお話ししたSRの
PRISMA2020対応です。これは各社、特にSRつき
の原料を販売する原料メーカーさんなどは影響
が大きいでしょうから、それらがある程度解決
するまで、届出の申請が滞る、という可能性も
あります。

そう考えると、下半期に昨年のような急激な増
加はなく、1400件程度に落ち着くのかもしれま
せん。

また、年間の受理件数としては、消費者
庁の体制などが大きく拡充されない限り、これ
以上は難しいということもあり得ます。いずれ
にしろ、答え合わせは来年の3月末に行いま
しょう。