弁護士出身の実業家・林田です。
紅麹問題に関して小林製薬社に大きな落ち度が
あったのは確かなようですが、途中から機能性
表示食品制度に問題があると争点がシフトし、
厚労省がメディアも巻き込んで機能性表示食品
制度を潰しにかかっている感じもしましたが、
その落し所が段々見えて来た気がします。
以下私の見立てを憶測も交えてお示しします。
1.食品衛生に関し、食品基準(事前規制)は
消費者庁に移管するが、取り締まり(警察行
政)は厚労省が担当する。
したがって、紅麹問題の後始末は引き続き厚労
省が担当する。
2.消費者庁におけるこの分野の審議官ポスト
は、農水出身と厚労出身が交互に担当する。
3.機能性表示食品制度を廃止するようなこと
はしない。安全面をどうして行くかは今後消費
者庁が厚労省と協議しながら決めて行く。
4.機能性表示食品制度に関しては消費者庁が
前面に立ち、厚労省は黒子的に交わって行く。
5.以上からすると、メディアによる機能性表示
食品制度に対するバッシングは次第に収まって
行くものと思われる。
■いかがでしたか?
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日お休みした「ブラックジンジャー機能性表示
食品に措置命令(2)」をお届けします。