機能性表示最新情報 307号 / さくらフォレスト問題、検証事業、新ガイドライン

こんにちは。YDCのミッシーです。

このところ、機能性表示界隈は騒がしい日々

が続いています。さくらフォレスト社に端を

発する問題はもちろんですが、毎年の恒例と

なった分析に関する検証事業の確認依頼も来

ているようです。

今来ている消費者庁からの確認依頼をまとめ

ると以下の、3種類です。

(1)DHA・EPA、モノグルコシルヘスペ

リジン、オリーブ由来ヒドロキシチロソール

のSRに対する確認(対象となった企業のみ。

7/18期限)

(2)分析方法に関する検証事業(ブラック

ジンジャー由来ポリメトキシフラボンなど

、8/6期限)

(3)さくらフォレスト問題を踏まえた届出

資料の再チェック依頼(期限や具体的な対応

などはないが、届出資料に問題がないか再チ

ェックするようにという趣旨)

(1)は既に回答期限を迎えているため、急を

要するのは(2)です。(3)はあわてるも

のではないので、必要なら慎重に検討する、

というところでしょう。

また、これらに加えて、いろいろと騒々しくな

りそうなも一つの要因として、ガイドライン

改正案へのパブリックコメントの募集が7/24

から始まっていることがあります。

https://onl.tw/2nMr1Dp)。

押さえておきたい内容は2つです。

(1)PRISMA2020

今年の春の改正で盛り込まれるのではないかと

言われていたPRISMA2020がガイドラインに

反映されるようです。このため、SRに該当す

る別紙様式5ー1~16は、様式書類が変更に

なる模様です。

(2)開始時期・猶予期間

上記PRISMA2020へのSRの対応については

、新規届出は令和7年4月1日以降となってい

ます。

それまでは、PRISMA2009バージョンの旧様

式も認める猶予期間となっているようです。

パブコメの内容なので、まだ正式な内容ではな

いですが、今後の対応を考える必要があるでし

ょう。

PRISMA2020対応が必須となる令和7年は、

機能性表示制度が始まってから10年という節

目の年です。そう考えると、こうした改正もむ

べなるかな、という感じがしますね。