機能性表示最新情報 133 号 / 目のまわりの血流改善 1977 号

こんにちは。

YDCのミッシーです。


最近、乾燥によるものか、PC等の画面を
見すぎなのか、目がしょぼしょぼすることが
あります。


そんな時こそ目に効くサプリメントかも
しれません。


機能性表示でも、視覚機能への訴求は人気の
カテゴリーの一つですが、そこへ新たな
成分・届出表示が登場しました。


E453 ヘルスエイド カシスアイ

「本品にはカシスアントシアニンおよび
  ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。
  カシスアントシアニンには、夕方・夜間
  (暗い場所)での見る力を助ける機能や、
  目のまわりの血流量を増やすことでピント
  調節機能の低下を和らげる働きが報告
  されています。
  ルテイン・ゼアキサンチンには、目の
  黄斑部の色素量を増やす機能、ブルー
  ライトなどの光ストレスから目を保護する
  機能、ぼやけを緩和しはっきり見る力
  (コントラスト感度)を助ける機能が
  報告されています。」


届出者は森下仁丹さん。


カシスアントシアニンとルテイン・
ゼアキサンチンで二つのSRを採用。


カシスアントシアニンは初出の成分となり
ますが、その他にも注目するべき点が
いくつかあります。


注目点の一つ目は、「目のまわりの血流量を
増やすことでピント調節機能の低下を和らげる」
としていること。


そもそも「血流」に関しての表現は、
イチョウ葉の「脳の血流」や、モノグルコシル
ヘスペリジンの「抹消血流」など、限られた
事例しかありませんでした。


今回そこに加わったたのが、「目のまわりの
血流」です。


文脈から、この表現は作用機序からの挿入
であることはわかりますが、そのロジックは
次のようになっています。


[1]目のまわりを温めることで血流が
     良くなることは、一般的に知られている。

[2]カシスアントシアニンの摂取によって、
     下眼瞼中央部の血流改善効果が報告
     されている。

[3]目の周囲を温めたとき、皮膚に温熱刺激が
     与えられ、副交感神経の働きが優位になり、
     ピント調節機能回復効果の報告がある。

[4]よって、カシスアントシアニンの摂取は、
     目のまわりの血流量を増やすことで、
     ピント調節機能の低下を和らげる働きが
     ある。


もう一つの注目は、「夕方・夜間(暗い場所)
での見る力を助ける機能」という表現です。


こちらも初出の表現ですね。


このロジックはシンプルです。


採用文献4報のうち1報で、アウトカムを
暗順応としています。


カシスアントシアニンの容量依存的に暗順応
閾値が下がり、50mg摂取において有意差を
認めた、というところから導かれたようです。


これまで視覚機能への訴求でアントシアニンと
いえば、ビルベリー由来が定番となって
いましたが、

これからはカシスも加わり、届出表示も新しい
表現が増えて、活況を呈していきそうですね。



ではまたメールしますね。