機能性表示最新情報 40 号 /イヌリンブレーク

こんにちわ。

YDCのミッシーです。
機能性表示最新情報 ということで、
今回はイヌリンの事例についてご紹介します。
C240 イヌリンバランス
「本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは
  血中中性脂肪を下げることが報告されています。
  また、イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかに
  することが報告されています。」
届出者はフジ日本精糖さん。

中性脂肪と血糖値の二つを訴求しています。
特徴的なことは、「血中中性脂肪を下げる」と
うたっている事です。
中性脂肪を訴求しているこれまでの事例の多くは、
食後中性脂肪の抑制でした。難消化デキストリン
などがその代表例で、

「食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする」
といった表現です。
他方、空腹時中性脂肪の減少を言えていたのはEPA・DHA。

ここにイヌリンが加わることになります。
関与成分イヌリンについては全体で3例目ですが、
それぞれで訴求・SRが異なっています。
C20 フローラサポート

「本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは
  善玉菌として知られているビフィズス菌を増やす
  ことで、おなかの調子を整えることが報告されて
  います。」
C205 おいしい腸活 流々茶

「本品にはイヌリンが含まれます。腸の動き
 (ぜん動運動)を活発にする成分であるイヌリンは、
  お通じの習慣を改善することが報告されています。
  本品はお腹の調子をすっきり整えたい方に適した
  飲料です。」
いずれの事例もSRの作成はフジ日本精糖さんによるもの。
(C205については、届出者はサントリー食品インター
   ナショナル)
ところで今回のC240はイヌリンの含有量が9グラムと、
なかなかの量です。
これは空腹時中性脂肪の減少のSRで必要とする摂取量が
8.1~14g、食後血糖値の上昇抑制に必要な含有量は
5.2~10.8gであることからきているようです。
ちなみにC20の整腸は、4.5~14g、C205の便通は7.3g
(最小摂取量として)となっていました。
イヌリンは含有量の設定次第で、複数の訴求を組み
合わせることが出来そうですね。

では、またメールしますね。
ミッシー