弁護士出身の実業家・林田です。
今、機能性表示の世界は揺れ動いています。
1.さくらフォレスト事件第2幕。
同様SRを作っていた88社。最後に残ってい
た三生さんも撤回し、結局全社撤回しました
(>消費者庁情報提供)。
本件は実質、一旦受理したSRをひっくり返し
たケースでしたが、同様の案件はまた生じる可
能性があります。
売れている商品はSRに穴が無いか再度点検し
ておく必要があります。
2.SRの新様式PRISMA2020。
先週の「薬事の虎」でお伝えしたように、従来
型も令和7年3末までに新型に変更しておく
必要があります(そうしないと、1の例のよう
に、「UPDATEしていない商品」として消費
者庁サイトにUPされることになる見込み)。
3.斜陽のトクホの中で、リスクリダクション
トクホは規制緩和で多少拡大する見通し。
さくらフォレスト事件でヒールとなったマルハ
ニチロさんのDHA入りソーセージで、「心血
管疾患になるリスクを低減する可能性がありま
す」のヘルスクレームで許可(10月30日)。
トクホを審査する消費者委員会は現在内閣府所
管ですが、今後消費者庁所管に移行し、手順は
よりスムーズになると思われます。
なお、現在2件が許可手前まで来ています(>例)。
4.機能性表示に規格基準型を導入する計画は
現状もめているようです。