弁護士出身の実業家・林田です。
今日はQ&Aです。
Q.機能性表示で、「何もしない、これを摂取
すれば安静しても脂肪消費する」という訴求は
OKですか?
A.1.日常のエネルギー代謝を向上するに
は、日常のエネルギー代謝を構成する3つの
要素(身体活動、食事熱産生、基礎代謝)にお
いてエネルギー消費が必要。機能性表示では、
従来、「日常生活(安静時や日常活動等)のエ
ネルギーとして脂肪を消費しやすくする」とい
う届出表示が次の2パターンで認められてい
ます。
2.日常生活(安静時・日常活動等)のエネル
ギー消費
(1)関与成分:ピセアタンノール・・・1日
摂取量:10mg
例:F504(>表示見本)ほか
届出表示(脂肪関係の部分):日常生活(安静
時や日常活動時)のエネルギーとして、脂肪を
消費しやすくする機能が報告されています。
(2)関与成分:パッションフルーツ種子由来
ピセアタンノール・・・1日摂取量:10mg
例:G281(>表示見本)ほか
届出表示(脂肪関係の部分):日常生活(安静
時や日常活動時)のエネルギーとして、脂肪を
消費しやすくする機能が報告されています。
(3)関与成分:アルロース・・・1日摂取
量:5mg
例:G679(>表示見本)ほか
届出表示(脂肪関係の部分):日常生活(安静
時や日常活動時)のエネルギー代謝において、
脂肪を消費しやすくする機能があることが報告
されています。
3.2の評価指標としては、代謝の際に産出さ
れた二酸化炭素量(呼気代謝)が用いられてい
ます。
4.安静時のエネルギー消費
他方、安静だけにフォーカスしているのが味の
素さんのカプシノイドです。
関与成分:ジヒドロカプシエイト・・・1日摂
取量:9.0mg
届出表示(脂肪関係の部分): BMIが高めの
方の日常のエネルギー代謝の一部である安静時
のエネルギー消費の向上をサポートする機能が
あります。
5.こちらは「褐色脂肪細胞の活性化を介した
安静時のエネルギー消費向上」というロジック
です。