弁護士出身の実業家・林田です。
前提の話は先週の薬事の虎に書きましたので、
そちらをご覧下さい。
原理は、「単なる物忘れ」はNG。「空間的認
知」や「ワーキングメモリー」ならOKという
ことです。
今日は、具体的な広告表現について考えてみ
ましょう。
1.ボケるのが怖い
→疾病的表現でNG
2.人の名前がなかなか出てこない
→「単なる物忘れ」でNG。「前に何をやっ
てたか忘れてしまう」なら「ワーキング
メモリー」と言え、OK。
3.何を取りに来たのか忘れてしまう
→その前に会話があり、その会話を受けて
物を取りに来た、という設定なら「ワー
キングメモリー」と言え、OK。
4.あれとかこれとか、なかなか言葉が出て来
ない
→「単なる物忘れ」でNG。「どこに何を置
いたか忘れてしまう」なら、空間の把握
で言えるので、「空間的認知」と言え、
OK。
5.5分前に何の話をしていたか忘れてしまう
→「ワーキングメモリー」と言え、OK。