1.メタアナリシスは、エビデンスの手法
としての価値を高く評価する専門家も
少なくなく実際定性的に文章を書き連ねる
よりもカッコよくソフィスケートされた
イメージを与えます。
しかし、そのカッコよさが惑わすトリックも
あるように思います。
2.以前、紹介した「GABA12.3mgの秘密」の中にも
そういう事例がありますが(詳しくは有料
レポート#15「機能性表示で血圧訴求、GABA
12.3mgの秘密」をご覧下さい>>>
http://www.yakujihou.co.jp/ydc-mri/yuryou-report.html#content_03_15 )。
3月5日のセミナーで紹介したD224もそんな
事例です。
3.届け出表示は
「本品には大豆イソフラボンが含まれます。
大豆イソフラボンには、骨成分の維持に
役立つ機能があることが報告されており、
健康な骨を維持したい方に適した食品
です。」
SRでは7報を採用するもいずれも群間有意差は
不明(様式V-4,3,7)。
その中の5報でメタアナリシスを行い
群間有意差を導いています(>>>
https://www.yakujihou.com/merumaga/2003010.pdf )。
捨てた2報についてはこう述べています。
「残りの2報は並行群間試験であったが、
このうちid-72(Mori)は尿中
デオキシビリジノリンの単位が異なったため、
この2報をまとめてメタアナリシスは行わ
なかった。」
4.しかし、この説明によって、7報中5報で
群間有意差を導いたことを以て群間有意な
エビデンスとなると言えるのか、疑問な
気がします。