機能性表示水面下情報 42 号/想定対象者と届出表示

1.先週の機能性表示最新情報 で、ミッシーが
  取り上げていたE683。

  届出表示は

  「本品には、クロセチンが含まれます。
     クロセチンは、良質な眠りをサポートする
     (中途覚醒回数を減らし、眠りをより深くし、
     起床時の眠気や疲労感を和らげる)ことが
     報告されています。
     加齢などによる睡眠の質の低下が気になる
     方に適しています。」

     で、様式Iの想定対象者も「加齢などによる
   睡眠の質の低下が気になる方」。

   両者はピッタリ一致しています。

2.しかし、両者がピッタリ一致していない例も
  あります。

  たとえばE704。

  届出表示は

  「本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシ
   フラボンが含まれます。
     ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
     は、日常活動時のエネルギー代謝において、
     脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが
     高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪
     (内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能がある
     ことが報告されています。」

  で、BMIの数値を具体的に示していますが、
  様式Iの記載は「BMI が高めの健康な方(疾病に
   罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者
   を含む。)及び授乳婦を除く。)」。

  さらに、E684。

  届出表示は

  「本品には大豆イソフラボンが含まれます。
   大豆イソフラボンには骨の成分の維持に
     役立つ機能があることが報告されています。」

  で、対象者の限定はありませんが、様式Iの
  記載は「丈夫な骨を維持したい中高年女性」と
   対象を明確に限定しています。

3.想定対象者と届出表示の関係をどう考えたら
  よいのか?

  いろいろ調べてそのうちお話ししましょう。