機能性表示最新情報 101 号 / 脂肪燃焼の ヘルスクレーム登場!

こんにちわ。YDCのミッシーです。
年度末ももう間近です。
少し前に、届出番 号D番は、400番台後半くらいと
予想していましたが、

最近一気に増えて500を突破してしまいました。
これはB番の頃に次ぐ多さです。
そんな中、今週は一際目を引く受理事例がありました。
今回の機能性表示最新情報 でご紹介するのは、
「脂肪の燃焼」を届出表示として掲げた事例です。
D505 パワープロダクション エキストラバーナー

「本品にはヒドロキシクエン酸(HCA)が含まれます。
  ヒドロキシクエン酸(HCA)には、運動中の脂肪の
  燃焼を高める機能が報告されています。」
届出者は江崎グリコさん。
自社作成のSRによる届出で、(1)Tomita2003(2)Lim2003
(3)Lim2002の3報を採用しています。
脂肪の燃焼を導く効果指標は、「呼吸交換比」。
これについては、別紙様式5-16で次のように
説明しています。
呼吸交換比は値が大きくなると体内での糖質燃焼割合の
亢進、小さくなると脂質燃焼割合の亢進を表す。
そして、ヒドロキシクエン酸(HCA)の摂取により、
運動中の呼吸交換比の有意な低下が期待できる、
すなわち運動中の脂肪の燃焼比率が高まる、
と結論している。
一定の強度および時間運動した時の消費エネルギー
のうち、脂肪の燃焼割合が高まることは、

絶対値としても脂肪の燃焼を高める、ということに
なる。
ところで、これと似たような説明をしている
受理事例がほかにあります。
それは、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
のSR。
ポリメトキシフラボンの例では、届出表示は
「腹部の脂肪および血中の中性脂肪を減らすのを助ける」
となっていて、その効果指標は呼吸商。
呼吸商の説明は、ほとんど上記呼吸交換比のものと
同じでした。
D505はこのポリメトキシフラボンからさらに一歩
踏み込んで、「脂肪の燃焼」というフレーズを
導くことに成功したようです。
もちろん、作用機序ではなくSRの結果から導いた
機能性なので、パッケージや広告等に記載可能です。
最近の機能性表示では、脂肪の分解や代謝という
表現が再び認められるようになっていましたが、
まさか「燃焼」まで行くというのは、

ちょっと驚きですね。
ではまたメールしますね。

PS
「歩行能力の改善」「関与成分HMB」に対する撤回要請、
アフリカマンゴノキに対する追加資料提出要求など、
今も水面下ではいろんな動きがあります。
また、食薬区分に関する厚労省3月15日通知を受けて、
医薬品成分を関与成分とすることが可能になりました。
これは大きなビジネスチャンスにつながる可能性が
あります。
そんな動きをお伝えするセミナーを4月5日に行います。
詳しくはコチラ

   ↓   ↓   ↓

機能性表示最新情報 !
― 水面下の最新情報をお伝えします ―

   ↓   ↓   ↓

https://www.yakujihou.com/seminar/20190405_n.html