機能性表示最新情報 95 号 / 乳酸菌で肌訴求

こんにちわ。YDCのミッシーです。
今回は、いつもより1日早い、金曜日にお届けする、
機能性表示最新情報 です。
まず最初は、まだまだ人気の衰えない、乳酸菌の事例から
D376 タカナシ 
flora(フローラ)ドリンクヨーグルト 100g

D377 タカナシ 
ヨーグルトflora(フローラ) 100g
「本品には乳酸菌ラクトバチルスGG株(Lactobacillus 
  rhamnosus GG)が含まれます。

  乳酸菌ラクトバチルスGG株には、肌の潤いを保ち、
  肌の乾燥を緩和する機能があることが報告されて
  います。」
届出者は高梨乳業さん。
SRは1報のみで、アウトカムは角層水分量です。
乳酸菌といえば便通や腸内環境の改善というイメージが
強いですが、これは初めて乳酸菌で肌の潤いが認められた
事例です。
その作用機序は次のようなもの。
腸内で産生される腐敗物質は、腸管内で吸収され、
血管を経由し、皮膚に影響を与える。
乳酸菌ラクトバチルスGG株はこの腐敗物質を
減少させるので、それが角層水分量の増加に
関与している、ということでした。
やはり乳酸菌は、作用の大本になるのは「腸」
ということなんですね。
さて

次の事例も2件まとめてのご紹介です。

D384 空腹時血糖値が気になる方のタブレット(粒タイプ)

D385 グルコケア タブレット(粒タイプ)

「本品にはナリンジンが含まれています。

  ナリンジンには、健康な方の高めの空腹時血糖値を
  低下させる機能があることが報告されています。

  空腹時血糖値が気になる方に適した食品です。」
届出者は大正製薬さん。
SRは2報採用で、アウトカムは空腹時血糖値。
以前にもご紹介したと思いますが、機能性表示食品で
血糖値と言えば、ほとんどが食後血糖値のことを
指します。
つまり、上記二つのような空腹時血糖値の訴求は、
とても希少な事例と言えます。
これまでにあった空腹時血糖値の事例は以下の4例。
A148 アラプラス 糖ダウン
B279 糖値サポート
D56 アラプラス 糖ダウン リッチ
D236 血糖サポート
A148とD56の機能性関与成分は
5-アミノレブリン酸リン酸塩、B279とD236は
バナバ葉由来コロソリン酸です。
ここへ新たに加わったナリンジンは初出の成分でも
あります。
ちなみに、それぞれ届出表示は若干異なっていて、
A148とD56は「高めの空腹時血糖値を正常に
近づけることをサポート」。
B279とD236は、空腹時血糖値と直接は言及せず、
「血糖値が高めの方の血糖値を下げる」となっています。
そして、今回の事例では
「健康な方の高めの空腹時血糖値を低下させる」、ですね。
先週のメルマガでも触れましたが、健康の維持・増進の
範囲を超えないよう、慎重な表現になっている
という感じです。
ではまたメールしますね。

PS

機能性表示はどんどん複雑化しています。

今まで通っていたものが通らなくなるケースも
多発しています。

通り一遍の届出書類を作っても何の意味もありません。

私どもは豊富かつ最新の情報に基づき様々な成功事例を
生み出しています。

消費者庁の動向もいち早くキャッチしています。

今回ご紹介した乳酸菌に関しても、死菌については
今までにない理由で差戻しが続いています。
ご興味ある方はinfo@yakujihou.com(中田)まで
お問い合わせ下さい。