機能性表示最新情報 172 号 / データから見る機能性表示の現状

こんにちは。YDCのミッシーです。

9月も終わり、今年度も半分が過ぎた
ことになります。

上半期は、コロナ禍による受理の遅延など
不測の事態がありましたが、

ふたを開けてみれば受理件数は370件を超え、
順調な伸びを見せています。

さて、

今回の機能性表示最新情報では、受理件数
などのデータから機能性表示の現状を見て
みたいと思います。

まず前年度、届出番号Eまでの状況を
おさらいしてみます。

E番終了時点での受理の総件数は2951件
でした。

E番では882件の受理があり、これは1年間の
受理件数としては過去最高となっていて、

E番時点での総件数に占める割合は
約30%となっています。

さらにE番の特徴として、RCTの受理が
増えたということがあります。

E番時点でのRCTの総件数は202件、
E番でのRCT件数は68件、占める割合は
34%となります。

これも総届出件数と合わせて、
1年間の件数としては過去最高の数字でした。

ここに現在のF番の数字を加えると、
受理の総件数は3323件、
RCTの総件数は224件となります。
(数値は9/30時点のもの)

F番はこれまでのところ372件が受理されて
います。

前年同期(2019年9月30日)のE番の件数は
340件でしたから、前年比109%となり、
増加傾向であることがわかります。

RCTについては、F番での受理が22件、
前年同期のE番は29件となり、前年比76%と、
減少しています。

減っているとは言っても、前年度の件数が
多かったわけですから、RCTの審査が
厳しくなったということではないように
思います。

例えば、もうひとつ前であるD番上半期の
RCT件数は10件でしたから、
それと比較すれば十分に多い数字です。

ちなみにD番全体のRCTの受理件数は64件
となり、下半期にRCTが急増したことが
わかります。

このことから、D番後期ころからRCTの
審査は緩和され、その傾向が現在まで
緩やかに続いている、ということでは
ないでしょうか。

ところで、もう一つ注目のデータとして
生鮮食品を取り上げます。

以前は生鮮食品と言えば、
ミカンとモヤシ位なものでしたが、
最近になってその種類や件数が急増して
います。

生鮮食品の現在までの総件数は85件。
E番は31件、F番は19件となり、

EとFの受理件数だけで50件と、
全体の59%を占めることがわかります。

さらにE番上半期の時点ではわずか3件の
受理しかなかったことから、
昨年後半から一気に件数が増えています。

生鮮食品の〇%表示の解禁を受けて、
生鮮関係者の動きが活発になった現れ
というところでしょうか。

今後もこの傾向が続くのか興味深いところ
です。

さて、いかがだったでしょうか。

下半期がどうなるかはわかりませんが、
大勢としては機能性表示の拡大傾向は
続きそうな気配です。

年度末ころにでもデータが溜まりましたら、
また今回のような情報をお伝えしたいと
思います。

それでは、またメールしますね。