こんにちは、林田学(Mike Hayashida)です。
【機能性表示制度のルール関するQ&A】
よくある質問についてQ&A方式で回答します。
Q12.どうなるトクホ?
Q:以前、先生のセミナーで、運用上トクホで言えるゾーンは、
①おなかの調子 ②コレステロール高め ③血圧高め ④ミネラルの吸収を助ける
⑤骨の健康が気になる ⑥歯を丈夫に ⑦血糖値が気になる ⑧中性脂肪が気になる
⑨体脂肪が気になる ⑩便通改善 ⑪肥満気味の方
の11に限られている、という話を聞いたことがあります。
この11はすべて機能性表示でカバーできます。
そうすると、今後、トクホを取る企業などなくなるように思いますが、
国はそれでよいのでしょうか?
また、いままでトクホを取った企業はあまりに報われないので
黙っていないのではないのでしょうか?
A:
1.たしかに、ゾーンとしては、機能性表示はトクホを呑み込んでしまいます。
トクホの唯一の優位性は、「国が認めた」と言え、国がくれるマークが使える、という点です。
これで、トクホ取得のコストパフォーマンスが機能性表示と比べてどうかは、微妙なところです。
2.トクホに機能性表示と比べての優位性を持たせたければ、
RISK REDUCTION CLAIM-病気のリスク減少表現–を認める政策を取るしかないでしょう。
3.トクホ取得企業の仕掛けも多分ないでしょう。
なぜなら、UMIN登録を見ると、トクホ売上上位企業も機能性表示を見据えた臨床試験を行っていることがわかるからです。
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~Q&A 目次~ ※見たい項目をクリックして下さい
Q14.第一目標で有意差なし、第二目標で有意差あり、どうしたらいいか?
Q15.法的割り切りと科学的真実を追求する査読の矛盾
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