機能性表示水面下情報 ~147号/免疫表示セミナーでの注目点

弁護士出身の実業家・林田です。

先週6日のセミナー、「風雲急の機能性表示
どうするか?認知機能。やるべきか?免疫試
験。」では多数のご質問を頂きましたが、そ
れはすべて免疫表示に関することでした。

その一部を再現してみましょう(若干補足し
ています)。

Q1. T細胞やNK細胞やIgAの改善をエビデンス
  として免疫表示を認めることはないのか?

 →これまでそのような届出を受理していな
  いし、少なくとも当面そのスタンスは変
  わらないと思われる。

Q2. Q1の考え方は協会が推奨するロジックで、
  その指針作りには消費者庁もオブザーバ
  ーとして参加していたのではないか?

 →そもそも2020年の受理は、内閣府の健康
  医療戦略のお達しが最大のKEYと思われる。
  指針作りに消費者庁は純粋に「オブザー
  バー」として参加したようだ。

Q3. pDC細胞活性化以外のロジックで免疫表
  示を認めることはないのか?

 →2020年受理の背景からすると多分ないと
  思う。

Q4. pDC細胞活性化のエビデンスを取ればそれ
  で受理されるのか?

 →そのような届出例はあるが、未だに受理
  されていないところを見ると、その先に
  もまだハードルがあるように思われる。