機能性表示最新情報 336号 / DHA・EPAの有効量 

こんにちは。YDCのミッシーです。

先日、DHA・EPAで中性脂肪を訴求するためには

どのくらい配合してあれば安全なのか、500mg

以上なら問題ないのか、ということを尋ねられ

ました。

この質問にはちょっと勘違いがあります。確か

に消費者庁はさくらフォレスト事件の時に、同

じSRを用いていて、DHA・EPA含有量が500mg

(さくらフォレストと同量)以下の事例に対し

て、エビデンスが不十分ではないかと疑義を投

げかけました。

ただこれは、例えば550mgであれば何の問題も

ない、ということではありません。本品の含有

量が500mgを超えていても、それを担保するの

が500mg以下の論文であっては、エビデンスに

不安があります。

そのことをよく表しているのが以下の事例です。

I1142 Tunaheal(ツナヘル) DH

A(ディーエイチエー)&EPA(イーピー

エー)

「本品にはDHA・EPAが含まれます。DH

A・EPAは血中の中性脂肪を低下させる機能

があることが報告されています。」

I309 まぐろの雫 DHA(ディーエイチ

エー)&EPA(イーピーエー)

「本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAは

血中の中性脂肪を低下させる機能があることが

報告されています。」

どちらも平金産業さんのSRです。

I1142の有効量は720~3,400mg、本品の含有量

はDHA624mg、EPA144mgです。

I309の有効量は182~3,400mg、本品の含有量は

DHA450mg、EPA108mgで、こちらはさくらフォレ

スト事件の前に申請されたものです。

実はこの二つの事例で使われているSRはよく似

ていて、さくらフォレスト事件を受けてI309の

SRを多少修正したものがI1142のSRであろうと

推測できます。文献検索の日付が同じことなど

からもそれが伺えます。

I309では本品の合計含有量は500mgを超えてい

ますが、その根拠として利用しているのは、

Rajkumar、Bovetと言った500mg以下の文献です。

このため根拠としては不安があります。

そこでI1142では、500mg以上の別の文献に根拠

を求めた結果、有効量が720mgまで上がってし

まったようです(ただ、720mgという数値は、

SRを見る限りちょうどその数値になる論文がな

いので、誤記ではないでしょうか)。

さてそこで冒頭に戻って、何mgなら安心できる

のかということですが、それはSRによる、とい

うことになります。ただ、ざっくり見分けるの

であれば、500mg以上の論文で有意差が出てい

て、なおかつ自社の商品よりも配合量が少ない

論文があれば、安心と言えるのではないでしょ

うか。