こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは今回の機能性表示最新情報をご紹介
します。
◆H1014 やすらい休安草タブレット
「本品にはクワンソウ由来ウンシノシドAが
含まれます。クワンソウ由来ウンシノシドA
には、睡眠の質を改善(深い睡眠の増加、起
床時の眠気及び疲労感を軽減)する機能があ
ることが報告されています。」
クワンソウ由来、という事例は過去にもあり
ました。以下のような事例です。
■G892 グッスリン2―V
「本品にはクワンソウ(アキノワスレグサ)
由来オキシピナタニンが含まれます。クワン
ソウ(アキノワスレグサ)由来オキシピナタ
ニンには、睡眠の質を高める(起床時の眠気
及び疲労感の軽減)をサポートする機能があ
ることが報告されています。」
二つを比べてみると、由来となった基原植物
は同じ、訴求も睡眠で同じ、しかし、主体と
なる成分だけが異るという(ウンシノシドA
とオキシピナタニン)、割と珍しいパターン
であることがわかります。
この二つの事例のように、A由来B といった
機能性関与成分を設定するときによく問題と
なるのは、Aに含まれる多種の成分の中で機
能性の主体となるのが、本当にB だけなのか、
ということです。 B以外の成分に機能性がな
いことを文献や試験結果をもとに説明する必
要があるわけですが、クワンソウの場合には
睡眠に効果のある成分が二種類入っているこ
とになるので、Bに限定することはなかなか
大変そうです。
この点についてH1014では別紙様式5-3で以下
のような、他の成分は除去している、という
ロジックで説明します。
クワンソウに含まれる成分として、アルカロ
イドや鎮静効果 を示す成分(ヒドロキシグ
ルタミン類)が報告されているが、ヒプノカ
リス(クワンソウエキス)では、 これらを
除去する大量精製法を確立しており、アルカ
ロイドやヒドロキシグルタミン類は検出限界
以下である。
一方、G892をはじめとしたオキシピナタニン
を主成分とする事例では、今のところこうし
た明確な限定のロジックはないようなので、
今後説明が必要になってくるかもしれません
ね。
それでは、またメールしますね。