機能性表示水面下情報~232号~ 紅麹問題に見るパワーバランス

弁護士出身の実業家・林田です。

 

どんどん拡大する紅麹問題。

昨日の薬事の虎で、消費者庁が機能性表示届出

者に送っている報告書(>現物)に触れました。

みんなが疑問に思っているのは、なぜ、顧客で

なく、医療従事者から寄せられた健康被害情報

を聞いているのか?という点です。

察するに、消費者庁として医療機関からの情報

(うちのクリニックでこういう症例があった)

を収集したいのだが、そこをストレートに照会

すると管轄外になるので、間接的な聞き方を

して情報収集しているのではないか?と思いま

す(管轄官庁からの情報が消費者庁として十分に

得られないことも今回の報告書要求の背景にな

っていると思います。このことは本件のパワー

バランスを考える上で非常に重要なKEYです)。

他方、厚労省は小林製薬の記者会見中に先んじ

て原因物質名を公表するなど、アグレッシブな

対応をしておられます。

そこには、機能性表示食品制度に対する嫌悪感

も感じられます。

機能性表示食品制度に関してはここのところ消

費者庁の独自性が目立っていたのでそのことも

影響しているのかもしれません(農水からの異

動もあり、機能性表示食品制度以外でも食品衛

生法の管轄を得たり、トクホの権限を増したり

しています)。

今回の件は1社だけの問題で終わらず、機能性

表示食品制度へのバッシング、そして見直しに

発展しそうな気がしています。