機能性表示水面下情報~227号~ 撤回急増の背景

弁護士出身の実業家・林田です。

先週土曜日の薬事の虎で、ミッシーが(1)今

年度の撤回件数は異常、(2)過去最多で157

件なのに2024年1・2月だけで200件を超え

ている、ことをレポートしていました。

なぜなのでしょうか?

ミッシーも言っていたように、さくらフォレス

ト事件関連の88件も一つの要因ですが、それ

では2024年1・2月の急増は説明できません。

さくらフォレスト事件のように水面下で特定の

関与成分に問題が生じているのか?と言うと、

そんなことはありません。

一番考えられるのは、例のナチュラルメディシ

ン問題。

3月末までに止めれば免責するという話もあ

り、それに乗らないリスク・対応と、撤回=終

売とをバランスに掛け、後者を選択した方が賢

明という選択に至った。

もう一つ考えられるのは、2025年4月から完

全施行となるPRISMA2020絡み。

このメルマガでもお伝えしているように、それ

までのSRも事実上UPDATEが求められる。

問題のあるSRを下手に放置しておくと、さく

らフォレスト社のように景表法違反を追及され

る危険もあるので(特に現上層部は強硬な傾向

が窺える)、UPDATEする予定がないのなら

早く手仕舞いした方がよいと判断したケースも

少なくないように思います。

従来のSRをどうしたものかお迷いの方は、

info@yakujihou.com 問合せ窓口までお問合せ

ください。