機能性表示水面下情報~198号~ 東洋新薬さんの免疫はOK?

弁護士出身の実業家・林田です。

「薬理と治療」7月号に、東洋新薬さんの乳酸

菌CRL1505の免疫効果の試験論文が掲載され

ていました。

内容は以下の通りです。

“Effects of food containing heat—killed

Lactobacillus rhamnosus CRL1505 on immune

function and physical conditions―A

randomized, double—blinded placebo—

controlled, parallel—group study―

(1)体調アンケート、及びHLA-DR、CD86

を指標としている。ただし、HLA-DRは有意

差ありだが、CD86は有意差なしという結果。

(2)これまで受理されている免疫事例は、乳

酸菌(生菌)だが、この論文では死菌が対象と

なっている。”

私が2020年末から「提唱」している、免疫に

関する消費者庁の受理基準に沿ったものです。

私の「提唱」に関しては「本当にそうか?」と

訝しがる方も沢山いらっしゃいましたが、最近

は、私の「提唱」に沿ったものしか見かけなく

なりました。

また、現在はOTC側との棲み分けが、「OTC

→免疫改善、機能性表示→免疫維持」という形

でできているので、東洋新薬さんがそこを間違

えない限り、「CD86で有意差なし」というデ

ータであったとしても受理は確実です。

■今回のさくらフォレスト社一連の事件を通し

て言えることは―

(1)穴の少ないSRを作ること=根拠を用意

しておくこと、(2)指摘を受けたらその根

拠で反論すること、が必要ということです。

そこで、YDCでは、「SR点検サービス」を下

記要領にて始めることにしました。

1.提出したSRを点検し、今回の指摘を踏ま

え、どう直せばよいかを示します。

2.1の費用は、SRの1文献あたり20万円

税別

3.とりあえず、提出したSRで採用している

文献を対象としますが、それではどうしようも

ないというときは、別途協議させていただきま

す。

→お問い合わせはinfo@yakujihou.com 問い合

わせ窓口まで。