機能性表示広告のケーススタディ。今日は3回
目。
ヘルスクレームは、「葛の花由来イソフラボン
は内臓脂肪と皮下脂肪を減らすのを助ける機能
があることが報告されています」。
葛の花由来イソフラボンを含むものと葛の花由
来イソフラボンを含まないものの比較をグラフ
で示す。
(1)代表的なデータをご紹介します!
(2)お腹の脂肪が20cm3減少!
(3)葛の花由来イソフラボンを含むもののグ
ラフと葛の花由来イソフラボンを含まないもの
のグラフ。後者の下に前者の折れ線があり、
「↓」の印
(4)グラフの下に6頁注記
イ.接種方法:試験食品または対照食品を1日
1回12週間摂取
ロ.1日の摂取エネルギー1900kcal程度、平均
歩数9000歩程度
ハ.対象者:BMIが25~30,20~65歳の男女
ニ.対象者数:試験食品50人 対照食品47人
ホ.葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン
類として)の摂取量:試験食品35mg/日
対照食品0mg/日
へ.研究レビュー採用文献のうち、商品と同量
の葛の花由来イソフラボンを接種させた臨床
試験の結果
→i.葛の花由来イソフラボンを含むものと葛の
花由来イソフラボンを含まないものの比較なの
で印は「↓」ではなく「↑↓」の方が適切
ii.注記のホにおいて成分の機能性であることを
書いてはいるが、最近はこのチェックは厳しい
ので、「最終商品の効果ではありません!」
と太字で示した方がよい。
■いかがでしたか?
さくらフォレスト事件を通しての教訓として
原料メーカーがくれるSRをうのみにしていて
は危ないということがあります。
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合せ窓口)までお問合せ下さい。