1.F36はとても不思議な受理事例です。
商品名:PinkyFRESH
(ピンキーフレッシュ)
届出者:株式会社湖池屋
届出表示:
「本品には、乳酸菌LS1 (Lactobacillus
salivarius TI2711株)が含まれます。
乳酸菌LS1 は、健康な歯ぐきを維持する機能が
あります。
歯周組織の健康が気になる健常な方に適して
います。」
2.「健康な歯ぐきの維持」に関し、依拠した
アウトカムはBOP(歯周ポケットの深さ測定時
の出血の有無)。
プラセボ群(キシリトール+ハイドロキシ
アパタイト)が悪化したのに対し試験品群
(乳酸菌+キシリトール+ハイドロキシ
アパタイト)は現状維持だったので12Wで
群間有意差が出ています。
しかし、キシリトール+ハイドロキシ
アパタイトで歯ぐきは悪化するので
しょうか?
歯ぐきが悪化したのはブラッシング不十分
など他の要因ではないかという気がします。
もし、キシリトール+ハイドロキシアパタイト
で歯ぐきが悪化するのならそれを本品が
含んでいるというのも奇妙な気がします。
数字だけ見ると群間有意差があるので問題
ないのですが、中身を見ると???という
感じです。
3.なお、この試験ではPCR(歯垢の付着指数)も
アウトカム(副次的)で、こちらも12Wで
群間有意差が出ています。
が、こちらもプラセボ群は悪化、試験品群は
改善して群間有意差が出たものです。
キシリトール+ハイドロキシアパタイトは
そんなに悪いものでしょうか?
4.こうやっていろいろ検討してみると、RCTでは
なくSRにした方がよかったのではないかと
思います。
いかがでしたか?
機能性表示について詳しくはコチラの動画で
学んでください。
☆緊急発売!独自の調査に基づく動画レクチャー
機能性表示事後チェック指針決定!
どうなる?今後の規制:機能性表示と健康食品!
↓ ↓ ↓
http://www.yakujihou.co.jp/ydc-mri/yuryou-movie.html#C