機能性表示水面下情報 50 号/巧みなメタアナリシス(C205)

1.メタアナリシスには固定効果モデルもあれば
 変量効果モデルもある。

 Inverse-variance methodもあれば、
 DerSimonian-Laired methodもある。

 値を入れる場合も後値を入れる場合もあれば
 変化量を入れる場合もある。

 これらについて消費者庁は特にこうでなくては
 ならないと考えてはいないようです。

 よって、最も望ましい結果をもたらすチョイス
 が行われることになります。

2.さらに重要なのがメタアナリシスにInput
 する文献の選択です。

 たとえば、C205はイヌリンの排便回数の
 メタアナリシスを行うにあたり次のような 
 文献スクリーニングを行っていますが、

 これによって群間有意差が導かれていると
 言えます。

 「※メタアナリシスへの統合が不可能であり
 除外した文献の除外理由

 27492975
 排便回数について定量データがあるが、
 中央値と四分位範囲で表記されており、
 適切にメタアナリシスに組み入れることが
 できないため除外した。

 24664349
 排便回数について定量データがあるが、
 標準誤差が 3 群間でプールされた標準誤差で
 記載されており、適切にメタアナリシスに
 組み入れることができないため除外した。

 19931416
 排便回数について定量データがあるが、数値が
 適切に表示されていないため除外した。

 17445348
 排便回数について定量データがあるが、
 標準偏差の記載がないため除外した。
 
 16990449
 排便回数について定量データがあるが、数値が
 適切に表示されていないため除外した。
 
 9924276
 排便回数について定量データがあるが、
 標準誤差が 3 群間でプールされた標準誤差で
 記載されており、適切にメタアナリシスに
 組み入れることができないため除外した。」

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