機能性表示水面下情報 47 号/初の肌弾力訴求、E743の不思議

1.E743(ggヘスペリジン&コラーゲン、
  江崎グリコ)

  「魚由来低分子コラーゲンペプチドには、
   肌の水分量(潤い)と弾力性の低下を抑え、
   肌の健康に役立つ機能が報告されています。」

  のヘルスクレーム。

  関与成分・魚由来低分子コラーゲンペプチドの
  1日量は2500mg。
  
  採用文献はSugihara2015とInoue2016の2報。

  SRは自社。

2.「肌の弾力性」を初めて認めさせた画期的な
  届出ですが、この建て付けは実はC334と全く
  同じ。

  ただ、C334(ヘスペリジン&コラーゲン)の
  方は

  「魚由来低分子コラーゲンペプチドには、
   肌の水分量を保持し、肌の潤いに役立つ
   機能があることが報告されています。」

  で、「肌の弾力性」がありません。

3.察するに、C334の際に、「肌の弾力性」を
  入れて届出したのに認められなかったのでは
  ないでしょうか?

  止むなく「肌の弾力性」を切り捨てたSR
  とし、届出もその線でまとめたのではないか
  と思われます。

4.ということは、かって認められなかった
  ものが今回認められたわけで、私が最近の
  傾向として指摘している「形式審査への
  回帰」がここでも見られる気がします。