機能性表示水面下情報 14 号/アミノエールの選択

1.水面下情報:「アミノエールの選択」
(1)「歩行能力の改善」をうたっていた届出
     受理商品が撤回になったことはご存じの
     とおりですが(最終はC431で4月9日)、
     C400(歩くサプリ)は生き残りました。

     関与成分は「ロイシン40%配合必須アミノ酸」
     で、届出表示は

    「本品にはロイシン40%配合必須アミノ酸が
      含まれます。ロイシン40%配合必須アミノ酸
      は、脚の曲げ伸ばしなどの筋肉に負荷が
      かかる軽い運動との併用で、60代以上の方の
      加齢によって衰える筋肉をつくる力を
      サポートすることにより、歩行機能の改善に
      役立つことが報告されています。」

     です。
(2)その後、E16(グルコサミン+(プラス)
     コンドロイチン)が6月3日に受理されました。
     
     届出表示は、

     「本品にはグルコサミンとサメの軟骨由来
       コンドロイチン硫酸が含まれるので、
       ひざ関節の軟骨を保護する働きにより、
       歩く、立つ、座るなど、移動機能の低下を
       感じている方のひざの曲げ伸ばしを円滑
       にし、歩行能力の向上を助ける機能が
       あります。中でも、ひざ関節の違和感を
       感じている方により適した食品です。」

     です。

     「歩行能力の改善」が撤回に至った中でも
     「歩行能力の維持」は生き残りました。

      E16の「歩行能力の向上を助ける」は
     「歩行能力の維持」を1歩進めた程度で、
     この辺までは許されると判断されたのかも
     しれません。
(3)その後、6月12日にE60(アミノエールゼリー
     タイプ ロイシン40)が受理されました。

     届出表示は

     「本品にはロイシン40%配合必須アミノ酸が
       含まれます。ロイシン40%配合必須アミノ酸
       は、足の曲げ伸ばしなどの筋肉に軽い負荷が
       かかる運動との併用で、加齢によって衰える
       筋肉の合成をサポートすることにより、
       歩行機能の向上に役立つことが報告されて
       います。」

     です。

      旧アミノエールは「歩行能力の改善」を
      うたっていて撤回に至りましたが、
      その復活版と言えます(こちらは
      「歩行機能の向上に役立つ」)。

     旧アミノエールはSRで(i)Kawadaら2013と
    (ii)Bakhari2015を採用していたのですが、
     復活版アミノエールは(ii)を捨て代わりに
    (iii)Ispoglouら2016を採用しています。

     この(i)+(iii)の組み合わせはC400と
     同じです。

     C400(「歩行機能の改善」)に合わせた
     ことが復活成功の理由かもしれません。 
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2.注目すべき受理事例

E202

*PR型届出表示に成功した希少糖

A.商品名:レアシュガースウィート
B.届出者:松谷化学工業株式会社
C.届出表示:本品は希少糖含有シロップ由来の
  希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、
  アロース)を含むため、砂糖よりも摂取後の
  血糖上昇が緩やかな低GI甘味料です。
D.YDCのコメント:
・RCT.ダブルブラインドクロスオーバー。
  被験者50名(解析対象45)。

・プラセボは本品と同量のブドウ糖を含んだ砂糖を
  溶解した飲料。

・摂取後の血糖値に関して30M、60M、90Mで
  群間有意差あり。

  インスリンは30M、60Mで群間有意差あり。

  AUCも群間有意差あり。
E.所感:
・3点でチャレンジングな届出表示。

・第1に、「本品は・・低GI甘味料です」となって
  おり、希少糖の説明のごとき構造。

  本品は・・血糖上昇を緩やかにする機能が
  あります、となるのが普通です。

  第2に、「低GI」の意味が一般消費者には
  わからないので、注でも付けて説明が
  必要なのではないでしょうか。

  第3に、砂糖との比較は砂糖に対する誹謗に
  ならないのか。

  自主基準ではあるが、広告自主基準では、
  他への誹謗はNGとされています。
お悩みの方は私どもにご相談ください。

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