機能性表示水面下情報 ~192号~ エビデンスのチェックポイント(2)

今日は、「エビデンスのチェックポイント」の

2回目です。

「目の不快感に対する機能性を評価する」が

試験の目的で、「目の乾燥感」がプライマリー

エンドポイント、「目の疲労感」がセカンダリ

ーエンドポイント、という事例を検討してい

ます。

3.エンドポイントの評価指標

i.エンドポイントが決まったら次にその評価

指標を考えます。

今考えている事例では、「目の乾燥感」と「目

の疲労感」がエンドポイントであり、いずれも

主観評価(自覚的所見)。

アンケートを「自作」することも可能ですが、

それだと「一般的妥当性ないしコンセンサス」

を欠く、と指摘を受けるので、「××INDEX」

のようなものを探してきます。

それについて「一般的妥当性ないしコンセン

サス」を問われたら、それを採用している研究

の量や質を示して説得します。

ii.「××INDEX」が評価対象に適した指標か?

が問われることもあります。

「MMSE」は「記憶力」を評価するのに適し

た指標か?と問われた例があります。

こういう指摘に対する反論はある程度はロジ

ックで行けますが、所詮ジャッジするのは先

方なので、そこを突破するのに絡めての交渉

が必要なこともあります。

そこは私には秘策があります。

続きは次回。