こんにちは。
機能性表示の戦略家、林田です。
今日はQ&Aです。
Q.生菌・乳酸菌を関与成分とする製品を販売し
ています。SRで届出したいのですが、死菌・
乳酸菌を関与成分とする研究しか見当たりま
せん。
これでいけるのでしょうか?
A.
1.その生菌・死菌の作用機序が同じか否かで決
まります。
同じなら死菌のSRを生菌製品のエビデンスと
することは可能です。
2.参考になるのはキリン社・イミューズの様式7
における考察です。
「 L. lactis strain Plasmaは、生菌死菌のい
ずれの状態においてもpDCを活性化すること
が報告されている。*
また、pDCに菌体ごと取り込まれて作用を発
揮する。
よって、L. lactis strain Plasmaは、生菌死
菌に関わらず菌体の状態を維持したまま腸管
まで届き、pDCと直接接触して取り込まれるこ
とが生体に おける作用発揮に重要であり、
菌体全体が関与成分であると考えられる。」
*【著者名】Jounai K, Ikado K, Sugimura T,
Ano Y, Braun J, Fujiwara D.
【タイトル】Spherical lactic acid bacteria
activate plasmacytoid dendritic cells
immunomodulatory function via TLR9-dependent
crosstalk with myeloid dendritic cells.
【掲載雑誌】PLoS One. 2012 7(4):e32588. 3)
3.このような考察ができれば良いわけです。