機能性表示水面下情報~108号/なぜ?グラブリジンの復活

薬事の虎 8月21日号 にミッシーが
「グラブリジンの復活!」を
書いていましたが、今日はそれについて
もう少し掘り下げてみたいと思います。
 
復活したのはG326です
(>表示見本 https://www.yakujihou.com/merumaga/20210907-KJ01.pdf)。
 
 
論点は2つあります。
 
1つは関与成分で、
もう1つはヘルスクレーム(エビデンス)
 
です。
 
 
1.関与成分
 これは、ミッシーが書いていた通りで、
 整理するとこう言うことです。
 
 (1)A60で出て来た
  「3%グラブリジン含有甘草抽出物」は、
  この関与成分の捉え方だと
  エキスになるので、不可
  
 (2)1番最初に出て来たA19
  「甘草由来グラブリジン」は
  関与成分の捉え方の問題はないが、
  今の受理基準で行くと、甘草の中に
  他に効いている成分はないのかを
  証明しなければならない
  それに関し
  G326は脂肪代謝効果について
  疎水性甘草抽出物と
  グラブリジン純品を比較し、
  後者≧前者を証明した。
  
  これにより、甘草抽出物の中に
  脂肪代謝に関して
  グラブリジン以外に
  機能性ある成分が含まれていないことが
  証明された。
 
2.ヘルスクレーム(エビデンス)
 こちらは出し直し。
 
 (1)従来版のA19.A60は、
  Tominaga2006、2009に依拠して
  ヘルスクレームに体脂肪を
  入れていたが
  (>A19表示見本 https://www.yakujihou.com/merumaga/20210907-KJ02.pdf)、
  それは群間有意差のないものであった。
  
 (2)そこでG326においては
  新たにRCT論文を作成し、
  ヘルスクレームを内臓脂肪に絞った。
 
 
いかがでしたか?