機能性表示水面下情報 61号/8月7日受理事例の注目ポイント

1.去る8月7日には48件の受理がありました。

 最大の注目ポイントは「免疫」の受理でしたが、
 それ以外にも注目される点がありました。

2.F174(サッポロウエルネスラボ株式会社、
 レモンでキュッ!)

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 「本品(レモンでキュッ!)には、レモン由来
    モノグルコシルヘスペリジンが含まれており、
    一時的に自覚する顔のむくみ感や、脚
   (ふくらはぎ)のむくみを軽減する機能が
    あります。」

 1)「顔のむくみ感」での初事例。

   かなり甘い受理。

 2)VAS法での評価。

   その妥当性とコンセンサスについて、
   VASを用いた文献が3報あることを根拠と
   しているが、それでよいのか疑問。

 3)「健康の維持増進」の問題と言えるのか
   という点についてはQOLの改善をあげるが、
   随分ザックリした議論で疑問。

3.F190(株式会社タイヨーラボ 、
 サンファイバーEXa(イーエックスエー)

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 「本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が
  含まれます。グアーガム分解物(食物繊維)
  は、腸まで届きビフィズス菌を増やして
  腸内環境を良好にすることが報告されて
  います。グアーガム分解物(食物繊維)は、
  やや軟らかめの便を改善しておなかの調子
  を整える機能が報告されています。
  グアーガム分解物(食物繊維)は、便秘
  気味の方のお通じを改善する機能が報告
  されています。」

 「軟便」は初。

 便性状はブリストル便計状スケールで評価。
 
 同スケールにおいては3~5が健常のところ、
 採用研究においてはタイプ5を対象としている
 ので、健常の範囲内とする。