機能性表示制度|どうする機能性表示?172件の在庫の山

こんにちは、
      林田学(Mike Hayashida)です。

機能性表示制度 
    ~ どうする機能性表示?
                   172件の在庫の山

について解説します。 

昨日の消費者庁坂東長官の会見

私がこれまで書いてきたことと
ぴったり平仄の合う内容でした。

それによると、

これまでの届出件数は206件

取下げ8件で、UPされているのは26件ですから

BACKLOG172件。

私がこれまで指摘来たとおりの数字で在庫の山です。

今後、どうやってこなしていくのかを
早急に考えてほしいものです。

私は再来週、

ある外資系企業の海外本社で

日本の機能性表示について
レクチャーすることになっていますが

85%近くが処理が間に合わず
在庫になっているとは恥ずかしくて言えません。

さて、今日は昨日予告しましたように

本日は消費者庁が2日に公表した

「機能性表示食品の届出書作成に当たっての留意事項」

についてコメントします。

まず、初期のころには見逃がしていたけれど
はチェックしているし今後もしっかりチェックするからね、

という趣旨のものと思えるものが三つあります。
その1は

「(その他)臨床試験の参加者・・・」。

Up事例の中にはBMI抑制効果の試験で、
被験者の平均BMIが30-30だと病者―と
いうものがありますが、

現在はこのあたりは厳しく見ている感じです。

その2は、

「(作用機序に関する説明資料)・・・」。
Up事例の中にはエビデンスなく説明だけのものも
ありますが、

現在はそれではダメでしょう。

その3は、

「(原材料及び分析に関する情報)適切な箇所に
チェックマークを付けること」。
Up事例の中には定量試験の分析方法のチェック箇所を
間違えているものがありますが、

現在は形式審査においてここはちゃんと見る、ということでしょう。

次に、エビデンスの評価は今も迷っている感じがします
たとえば、

研究レビュー(SR)について、

「PRISMA声明に準拠した記載とすること」とあります。

初期のころは
PRISMA声明」に準拠している体をなしていればよい、
という感じでしたが、

最近は中身的に準拠しているのか?
も少し見るようになってきた感じがします。

ただ、ここは言い出せばきりがないし、
まともに見ていたら時間もかかるので、
どこかで割り切るしかないのですが、
そのラインは担当者によって違う感じで、内部的な迷いを感じます。
同じことはRCTについても言えるのですが、

そのことは私のセミナーで詳しくお話ししましょう。

詳しいことは6月25日のセミナーで
お話ししましょう。

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