機能性表示制度|5年生存率と自己決定権

 こんにちは、
      林田学(Mike Hayashida)です。

機能性表示制度 
    ~5年生存率と自己決定権

について解説します。 

昨日、
消費者庁から
「 機能性表示食品の届出書作成に当たっての留意事項」 >>>コチラ

が公表されました。

私はこれまで
消費者庁は審査の内規を作り変えているようだと
言って来ましたが
「やはり」という感じです。
ただ、これは内規のすべてではないでしょう。

特に、SRのPRISMA声明のところはそうです。

詳しいことは明日書きますね。

さて、

今日は、

機能性表示のQAはお休みにして
がんの代替医療の話をします。
というのも、

以前、ここでも書きましたが
私と鶴見隆史医師の共著

「XX」の発売が間近となり
ちょうどその原稿の校正をすませたところだからです。

この本には、驚くべき事実がたくさん書かれています。
アメリカではがんの死亡率は減っているのに
-25年前から25%減-
日本では増えている
-男性の10万人比のがん死亡率を見ると

アメリカの197・1に対し日本は354・6と2倍弱-。

日本でがん死亡率が高いのは医療制度が整備されていて
高齢者が他の病気で死ななくなったから、
と喧伝されているが、

女性でガンによる死亡が最も多いのは実は50代
後半の56・9%と、けして高齢者で数字を上げているわ
けではない。

この点は男性も同様で、がん死亡率が最も高い世代は60
代後半で47・5%。けして高齢者ではない。
そして、極め付けが、我々も慣れ親しんでいる「5年生
存率」という発想。
このワードには、がん治療はがんを治すことではなく、
何年延命させられるかという日本のがん治療の本質が表
現されている。
根本を治すという発想ではなく、目の前の事象にとりあ
えず対応すれば足りるという日本の保険診療の根本的な
考え方である対症療法の極地。

それが「5年生存率」と
いう考え方。

日本の国民はそれが西洋医学だと思っているけれど、そ
れも違っていて、アメリカ屈指のがん病院スローンケタ
リングではとうの昔から代替医療を取り入れている
-この点は私自身2004年にスローンケタリングを訪問し
て確認しました-。アメリカのがん治療は保険診療とい
う縛りもなく自由自在にどんどん進化していくが、日本
のそれは保険診療が中心で保険診療のメニューはそう簡
単には変えられないので、自ずから進化が遅れている。
その事実を知らないのは日本の国民だけ。
なんだか、北朝鮮の国民と大差ない気がしてきます。
ただ、自分の命を国任せにしてよいのだろうか?
もっと診療メニューは自分で決めるという
自己決定権の発想を持つべきではないか?
この本ではそんなことが語られています。
そして私は今全く同じことを
機能性表示制度にも感じています。
サプリのエビデンスを公開させて
いいか悪いかは消費者が自分で決めていく。
国が行うのは足切りのみ。

何かあった時の責任は企業にしっかり取ってもらう。

これがこの制度の本来の発想なのに

「こんな商品を世に出させて良いのか?」
「国はもっと規制しろ」

こんな論調が最近目立ってきています。
お上におんぶにだっこではなく
なぜもっと
自己決定権という発想を持てないのだろう?と
私は不思議に思っています。
詳しいことは6月25日のセミナーで
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