機能性表示制度|機能性表示21件あっと驚く注目点(その4)-SRのフリーライド(続編)-

んにちは、林田学(Mike Hayashida)です。

機能性表示制度 
機能性表示21件
            あっと驚く注目点(その4)
                      -SRのフリーライド(続編)-

について解説します。 

昨日は
海外のお客様が機能性表示を
実施したいとのことで
面談のため来社されました。

まずは
本社(海外)で
機能性表示制度の講演
をしてほしいとのこと。


日本の機能性表示もグローバルに育ってほしいものです。
さて、昨日は

文献を読みこんで
機能性表示の様式となっている表に
評価の数字を入れただけのものは
著作権の対象とならない。

そこで、後から他の人が
文献を読まずに
その表をそのままマネても著作権侵害にはならない
ということをお話ししました。

ところで
SRと普通の文献調査の違いは何でしょうか?

それは、SRとはその名の通り
極力客観的な評価ができるように
-まさにシステマティックに-
文献を調査していくということで
このシステムこそが
ただの文献調査との違いです。


そして、
客観的な調査を追及すればするほど
なるべく表に数字を記載させる
という方法に傾きます。

枠をはめ、機械的にやればやるほど
主観的ではなく客観的であり
また、皆が同じ方法で評価しあうことができます。


ガイドラインの様式を見てください。
全体で21個のうち、SRだけで15個です。


SRはどんどん表を埋め行くものだということが
わかるでしょう。

そして、
個々の文献を機械的に評価させる
様式Ⅴ―11

に至っては

25くらいの枠組みを設定して
そこに、-2、-1、0と評点を記入させるという
極めて機械的な方法になっています。

こうして、SRを
客観的なものにしようとすればするほど
どんどん枠組みができ
数字を入れていく方式となります。


私が何を言いたいのか
だんだんおわかりになってきたと思います。

数値化されればされるほど
著作権は成立しにくくなり
したたかなフリーライダーの思う壺になります。


SRはフリーライダーにとっては
普通の文献調査よりもはるかにおいしい餌なのです。


昨日説明しましたように
SRはこんな感じで行います。

(1)まずリサーチのテーマであるPICOを設定し
(2)それにそって検索式を設定
(3)その検索式でデータベースで検索を行い
(4)集めた文献について除外基準を設定して
   除外すべきものを除外し
(5)残ったものから読むべきものを決め
(6)そして読むべき文献ごとにチェックポイントに
   従いチェックして点数をつけ
(7)最後に全体をまとめます。



これだけの作業を行うのに
ふつうは3~6か月はかかります。


データベース使用料、文献取り寄せ代
そしてSRを外注しているのであればその外注費。
社員の労賃もカウントすれば費用は数百万です。
しかし、
フリーライダーであれば

検索もせず
文献を取り寄せることもせず
文献を読むこともせず


ひとさまのSRだけを見て
表現のオリジナリティがあるところだけに注意すれば
著作権を侵害することもなく
(6)まで到達することができます。



現在UPされているSRのうち
一番古く検索を行っているのは
2014年9月のものです。


これを基準にすると
届出まで半年くらいたっていても
そのまま使えます。

検索をUPDATEする必要はありません。
ですから、
半年以内くらいに行われているSRであれば、
コスト0、所要時間1時間くらいで
(6)まで至れます。

(7)はメタアナリシスを行っているかどうかで
異なります。

メタアナリシスは
数値化を追求するSR美学の極地のようなもので
ここも数値化されています。

15件のSRのうち2件は
メタアナリシスを行っていますが
高等数学のごとく、数式を駆使した説明が
展開されています。

お見事!と
手を打ちたくなるほどですが
フリーライダーにとっては格好の餌食です。
数値化されていればいるほど
著作権を気にする必要がなくなるからです。
残りの13件、ここは、定性的レビュー、
つまり、三段論法のようなロジックでまとめています。

なので、
ここには著作権が発生します。

しかし、
ロジックの構築や言い回しを変えれば
著作権侵害に至ることなく
定性的レビューを仕上げることは可能です。


かくして、
したたかなフリーライダーであれば
(1)から(7)まで、文献を1つも読むこともなく
ひとさまのSRだけ見て
2時間程度で自分用のSRを仕上げることが可能です。

では、
このまま機能性表示に至れるかというと

最後にもう1つハードルがあります。

ここを越えられなければ機能性表示は無理です。

それは何なのか?

 

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