こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
K806 オリゴで骨活
「本品に含まれるマルトビオン酸には以下の機
能が報告されています。 1. 加齢に伴い低下す
る顎骨(上顎骨・下顎骨)の骨密度を維持する。
2. 食事に含まれるミネラル成分(カルシウム
/ マグネシウム / 鉄 / 亜鉛)の吸収を促進
する。 3. おなかの調子を整え、お通じを改
善する。」
届出者はアスパック企業さん、SRの作成はサン
エイ糖化さんで採用文献は3報。注目したい表
現は「加齢に伴い低下する顎骨(上顎骨・下顎
骨)の骨密度を維持する」です。
マルトビオン酸による骨密度については、直近
で以下の事例があります。
K794 お料理カルシウム 骨密度チャージ
「本品に含まれるマルトビオン酸Caには以下の
機能が報告されています。 1. 加齢とともに低
下する骨密度を維持する。 2. 食事に含まれる
カルシウム・マグネシウムの吸収を促進する。
3. おなかの調子を整え、お通じを改善す
る。」
ぱっと見でよく似ている事例と感じるかもしれ
ませんが、それもそのはず。この二つの事例で
は全く同じSRが使用されています。つまり、
K806は別紙様式5-4~16まではK794と全く同
じで、別紙様式5ー17の「SRの結果と表示しよ
うとする機能性の関連性について記載する。」
の内容を工夫することで「顎骨(上顎骨・下顎
骨)」を導いています。あとはそれに加えて、
別紙様式5-3において、顎骨の維持が健康の
維持・増進にあたることや、表現の妥当性につ
いて補足するといった形です。
そんな2社のSRですが、評価指標として何を見
ているかといえば、腰椎、大腿骨、踵骨、顎骨
の骨密度で、特に顎骨は細かく指標を取り上げ
ています。このため、顎骨(上顎骨・下顎骨)
の骨密度を維持する、という結果を表現に組み
込むこと自体はさほど難しくなく、健康の維
持・増進や指標の妥当性などを考えればよかっ
た、という事だと思います。そのため、同じSR
でも異なる表現が導けたわけです。
ところで、同じ骨関係の訴求としては、大豆イ
ソフラボンなどの事例があります。以下のよう
な事例です。
K774 健骨の恵み
「本品には大豆イソフラボン、ブラックジン
ジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ
機能があることが、ブラックジンジャー由来ポ
リメトキシフラボンには年齢とともに低下する
脚の筋力に作用することにより、中高年の方の
歩く力を維持することが報告されています。」
この事例の場合は、骨の密度を見ているのでは
なく、骨の代謝によって尿中に排出される成
分・マーカーを見ているものなので、K806とは
全く違います。評価指標はマーカーなので、顎
骨などの特定の部位に言及することはできませ
ん。
今回の事例は、同じSRであっても評価指標の結
果やロジックがそろっていれば、異なる表現が
できるという、顕著な事例になったと思います。
ただ、消費者庁としては1つのSRについて、事
例毎に異なる様々な表現をされたくないでしょ
うから、ハードルは高いと思っていた方が良い
のではないでしょうか。
それでは、またメールしますね。
