機能性表示最新情報 419号 /  あの表現はな ぜ消えたのか

こんにちは。YDCのミッシーです。

ウェブで行われた、年度末提出の自己点検に関
する消費者庁の説明会は、皆さん視聴されまし
たか? 

いずれ録画も公開されるかもしれませんが、ラ
イブで視聴できなかった方は、これだけは頭に
止めておいてください。自己点検は期限厳守で
す。遅れるとデータベースの操作が凍結され、
そのまま機能性表示食品として販売ができなく
なるそうです。お気を付けください。

さて、それでは機能性表示最新情報をご紹介し

ます。
K255 ベアーズサプリ むくみ対策 レモンス
カッシュ風味
「本品にはレモン由来モノグルコシルヘスペリ
ジンが含まれます。レモン由来モノグルコシル
ヘスペリジンには、一時的に自覚する顔のむく
み感を軽減する機能があることが報告されてい
ます。」

届出者は株式会社エムズインク、SRは原料メー
カーである東洋精糖株式会社となっています。
レモン由来モノグルコシルヘスペリジンによる
むくみ訴求についてはこれまでも事例がありま
した。今回の事例はそのPRISMA2020対応版とい
う位置付けのようです。過去の事例としては以
下のようなものがあります。

J1481 KISAKI BEAUTY むくみ
 Care Supplement(キサキ
 ビューティーむくみケアサプリメント)
「本品にはレモン由来モノグルコシルヘスペリ
ジンが含まれます。レモン由来モノグルコシル
ヘスペリジンには、一時的に自覚する顔のむく
み感や、脚(ふくらはぎ)のむくみを軽減する
機能があることが報告されています。」

比較してい見ると、K255からは「脚(ふくらは
ぎ)のむくみ」の言葉が消えています。どちら
のSRでも採用している文献は中村2019の1報の
みで同じですが、K255では、J1481の時には取
り上げていた脚のふくらはぎのむくみに関する
評価指標を一切取り上げていません。この指標
は、ふくらはぎの周囲径を測定したものでした。
ちなみに、顔のむくみ感はVASによる主観評価
です。「脚のむくみ」は、他の成分でも訴求し
ているポピュラーな表現ですが、それが消えた
のはなぜでしょうか?

その理由は別紙様式5-17の説明にありそうです。
ここでは、SRの結果と表示しようとする機能性
の関連性を説明するなかで、「顔のむくみ感
(VAS)の軽減」が、「「身体の状態を本人が
自覚でき、継続的、慢性的でない、一時的な体
調の変化の改善に役立つ旨」に該当」するため、
健康の維持及び増進に資する表現であることを
述べています。また、「本SRで評価されている
「むくみ感」は、美容を評価したものではなく、
自覚できる体の状態について主観的に評価され
ており、」ともあります。

この理屈からすると、「ふくらはぎの周囲径」
は、自覚できる体の状態についての主観的な評
価ではないことになります。想像ですが、顔の
むくみ感に対して健康の維持及び増進に関わる
表現なのか、といった類の指摘が入り、「身
体の状態を本人が自覚でき・・」という説明
を使うことになって、それと整合性の悪い脚の
むくみの表現は切り捨てた、といった感じでは
ないでしょうか。

それでは、またメールしますね。