こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
K222 イヌリーナB
「本品にはイヌリンが含まれています。イヌリ
ンには、一時的な心身の疲労感およびストレス
を緩和し、前向きな気分(活気がわいてくるこ
と)を維持する機能があることが報告されてい
ます。」
届出者はフジ日本株式会社。SRの作成はフジ日
本株式会社が主宰者となって、静岡県産業振興
財団フーズ・ヘルスケアオープンイノベーショ
ンセンターと静岡県立大学が実施しています。
イヌリンはこれまでにも腸内環境や食後血糖値
などの訴求で受理されてきた人気の成分の一つ
ですが、疲労感やストレス軽減訴求は初めてと
なります。
SRの採用文献は1報(後藤2022)で、VASによる
精神的疲労感や肉体的疲労感から、「一時的な
心身の疲労感およびストレスを緩和」を導き、
POMS2の「活気-活力」から、「前向きな気分
(活気がわいてくること)を維持する」を導い
ています。
POMS2の「活気-活力」を評価項目とすることは、
これまでにも他の成分の事例でよく用いられて
いました。例えば以下のようものです。
J1088 はとむぎブレンド茶f
「本品に含まれるGABAには、以下の機能が報告
されています。〇肌の乾燥が気になる方の肌の
弾力を維持し、肌の健康を守るのを助ける。〇
事務作業や家事による一時的なストレスや疲労
感を和らげる、およびリラックス作用がある。
〇一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積
極的な気分にする、生き生きとした気分にする、
やる気にするなど)。〇睡眠の質(眠りの深
さ)の向上に役立つ。」
今回のK222も、こうした事例を踏まえたもので
あると言えそうです。
しかし、気になる点もあります。後藤2022は疲
労感以外にもVASで複数の評価項目は採用して
いますが、それらについて「眠気」「退屈度」
「意欲」「空腹感」「のどの渇き」「爽快感」
は有意差がなかったとしています。注目したい
のは「意欲」です。一般的に考えると、意欲が
あるということと、「前向きな気分」というの
は、同じような心理状態ではないか、と思われ
ます。
そう考えると、POMS2の「活気-活力」の評価と、
VASの「意欲」の評価は正反対になるわけです。
同じ研究内での評価項目ではありますが、非一
貫性の問題の観点から何かしらの説明が欲しい
ところではないでしょうか。
それでは、またメールしますね。
