こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
K178 ゼンゼロスムーズ25
「本品にはジンジャーエキス(指標成分:6-
ショウガオール、6-ジンゲロール)が含まれま
す。ジンジャーエキスは、便秘気味の方の排便
回数を増やすことが報告されています。」
K179 ゼンゼロトーン25
「本品にはジンジャーエキス(指標成分:6-
ショウガオール、6-ジンゲロール)が含まれま
す。ジンジャーエキスは、軟便気味で排便頻度
が高めの方の排便回数を減らすことが報告され
ています。」
どちらの事例も、届出者は池田糖化工業社。SR
による申請で、主宰者、作成者も池田糖化工業
社が行っています。
同じ成分、同じ配合量でありながら、一方は排
便回数を増やす、もう一方は排便回数を減らす、
という正反対の機能性を訴求しています。
調べて見ると、この2件は初めての事例という
わけではなく、それぞれI908、I1259の
PRISMA2020対応版であることがわかります。
この二つの事例は、それぞれ別のエビデンスが
あるので、単独で見る分には特に問題はありま
せん。ただ、こうやって連番になって並べて見
ると、正反対の機能を訴求していることで何と
も奇妙な印象を受けます。
また、作用機序をみると、K178はセロトニン分
泌促進作用により、蠕動運動が促進され便通改
善がもたらされるとしています。その一方で、
K179はセロトニン受容体との結合阻害作用を有
するために排便回数が減少するとされていて、
この説明も正反対な印象を受けます。
なぜこんな風になっているのか考えて見ると、
K179の「軟便気味で排便頻度が高めの方の排便
回数を減らす」というのは、下痢の緩和を意識
したものかもしれません。しかし、機能性表示
では下痢の緩和は言えないため現在のような文
言とした結果、K178とは正反対ともいえる機能
性になった、という可能性があります。
作用機序については、記載されている内容があ
まりないため何とも言えませんが、一方的にセ
ロトニンの分泌を促したり、結合を阻害したり
というよりは、調節のような機能を果たしてい
るのかもしれません。
こうしたことから、2つの事例を総じて見ると、
便秘や下痢といった症状を緩和し、便通や腸の
状態を正常に導くような作用を想定できますが、
エビデンスや制度上の制約から、一見すると相
反するような二つの事例になったのではないで
しょうか。
それでは、またメールしますね。
