こんにちは。YDCのミッシーです。
先日、3月18日、19日に、機能性表示食品
の制度改正について、消費者庁がオンライン説
明会を行う旨が告知されていました。今回は事
前登録などもなく参加できるようです。以下に
詳しい内容があり、後日、資料なども公開され
るそうです。
https://www.caa.go.jp/notice/entry/040995/
これまでも年度末にはガイドライン(現マニュ
アル)の改正などで制度が変わることはありま
したが、こういう形で説明会があるのは初めて
ですね。それだけ大きな影響がある内容なのか
もしれません。
そんな中で機能性表示の受理状況ですが、今年
度(J番代)については、1000件にわずかに届
いていない、と言ったところです。直近で受理
されているものは、2024年12月末頃に申請が行
われれたものです。今月中に申請されたものま
でがJ番代となるので、最終的には1000件を超
えてきそうです。
昨年と比較して見ると、I番代では3月の初旬頃
には約1180件程度の受理があったため、昨年度
よりも明らかに受理件数が減っていると言えま
す。昨年末のこのメルマガでも言及しましたが、
その時点では概ね100件程度の減少でしたから、
減少幅が少し大きくなってきました。
その一方で、届出撤回数が増えています。この
メルマガを書いている時点では、機能性表示全
体では9254件の受理件数があります。このうち
既に撤回された事例は2567件となっています。
今年度の撤回数は現在のところ1060件になって
います。言うまでもなく、これは過去最高です。
初期の頃に申請されたような古い商品の統廃合
が進んでいるということだと思いますが、
PRISMA2009の賞味期限切れに合わせて、かなり
急ピッチになっている感じがします。
そんな状況ですが、最終的に今年度の受理件数
は1100件前後に落ち着くのではないかと予想し
ています。PRISMA2009で申請しようとする年度
末の駆け込み需要はありそうですが、1月、2
月の月間受理件数が30件から40件程度だったこ
とを見ると、そこまでの数はなさそうな感じが
します。他方、PRISMA2020対応の方は各社で苦
戦していると聞き及ぶので、そういった面でもこ
こから急に受理件数が増えることはないでしょう。
制度改正を経て、4月からの申請がどう変わっ
ていくのか。それによって来年度の受理件数も
大きく変わるのかもしれません。それを占う意
味でも、冒頭に紹介した説明会は注目ですね。
それでは、またメールしますね。