こんにちは。YDCのミッシーです。
今回の機能性表示最新情報では、口腔衛生に関
連した訴求についてまとめてみたいと思います。
一口に口腔衛生とはいっても、口内細菌に注目
するのか、歯に注目するのか、歯肉(歯茎)に
注目するのか、などいくつかのタイプがありま
す。
(1)歯肉(歯茎)
口内衛生訴求の一番手となったC130や、G1435
等がこれに当たります。主な指標としては、歯
肉指数や出血、歯周ポケットの深さなどが見
られています。
C130
「本品にはロイテリ菌(L.reuteri DSM 17938
株)が含まれます。口腔内フローラを良好にす
るL.reuteri DSM 17938株は歯ぐきを丈夫で健
康に保つ機能が報告されています。」
(2)口内細菌
歯肉炎や歯周病などの原因となる、いわゆる悪
玉菌の減少を訴求するものです。D28やD525な
どが代表例。G1435は歯肉と口内細菌のハイブ
リット型。主な指標としては、ポルフィロモナ
ス・ジンジバリス菌やタネレラ・フォーサイシ
ア菌です。
D28
「本品にはラムノーザス菌L8020株(ラク
トバチルス ラムノーザスKO3株)を含みま
すので、口腔内環境を良好に保つ働きを助ける
機能があります。オーラルケアに関心のある方、
歯と歯ぐきの健康が気になる方に適したヨーグ
ルトです。
(3)歯(歯垢、再石灰化など)
こちらは歯そのものに注目したタイプで、エピ
ガロカテキンガレートや緑茶フッ素等の事例が
数を伸ばしています。主な指標は、再石灰化や
耐酸性、歯垢指数となっています。
J63
「本品には緑茶フッ素が含まれます。緑茶フッ
素には歯の再石灰化を促進し、歯の表面を改善
してむし歯の原因となる酸に溶けにくい状態に
することで歯を丈夫で健康にする機能が報告さ
れています。本品には、エピガロカテキンガ
レート(EGCg)が含まれます。エピガロカテキ
ンガレート(EGCg)は、口内環境を良好に保つ
(歯垢の生成を抑える)機能が報告されていま
す。」
(4)口のうるおい
これは口腔衛生とは少し毛色が違いますが、還
元型コエンザイムQ10などを中心に幾つかの事
例が受理されています。主な指標は、唾液量で
す。
H111
「本品には還元型コエンザイムQ10が含まれま
す。還元型コエンザイム10にはお口の潤いに役
立つ機能があることが報告されています。年齢
とともにお口の潤いが不足がちと感じる方に適
した食品です。」
このほか、よく質問を受けることとして、口臭
訴求が挙げられます。しかし、口臭に限らず、
体臭などの臭い関係の訴求は今のところ認めら
れていません。
それでは、またメールしますね。