こんにちは。YDCのミッシーです。
9/1からの新基準パッケージの準備を進めてい
る方も増えているようで、このところそういっ
たパッケージチェックの相談がよくあります。
定型文の変更などはきちんと対応されています
が、意外と忘れられているのが、「機能性表示
食品」という文言を、主要面の上部に置くとい
うこと。皆様もお気を付けください。
さて、こうした新基準への対応にも関係してい
ることなのか、最近は届出の撤回事例が増えて
います。例えば直近では、10月4日には一挙97
件の届出が撤回されています。
これを書いている現在、届出の件数は総計で
8921件になっています。このうち、撤回された
事例はなんと2179件。約25%の事例が撤回され
たことになります。
今年の四月ころ、2023年度を振り返ってみると
撤回が多かったという話を書きました。2023年
度の撤回件数は857件でした。2024年度は未だ5
か月程度は残っていますが、すでに撤回件数は
672件です。
各年度ごとの撤回件数は次の通り。2023年度と
2024年度で急増していることがわかります。
2015年度:3件
2016年度:2件
2017年度:57件
2018年度:102件
2019年度:89件
2020年度:157件
2021年度:115件
2022年度:125件
2023年度:857件
2024年度:672~件
10月4日の撤回事例に目を向けて見ると、その
理由としては大半が、終売のため、あるいは、
販売予定がなくなったため、というものです。
撤回を出されているところは、原料メーカーさ
んや大手の販社さんなど、多くの届出商品を抱
えている企業が多い印象です。
撤回が増えているきっかけは、消費者庁から10
月を目途に更新するよう通知がきている連絡フ
ローチャートかもしれません。それに加えてこ
の先に予定されているパッケージの変更や
PRISMA2020対応、そして定期的な届け出内容の
チェックなどを考えると、この機に商品を整理
しようといったところでしょうか。
毎年受理される件数自体は増え続けていました
から、こうした入れ替わりが発生してくること
は当然なのかもしれませんね。
それでは、またメールしますね。