機能性表示最新情報 366号 / 進む届出事例の整理

こんにちは。YDCのミッシーです。

9/1からの新基準パッケージの準備を進めてい

る方も増えているようで、このところそういっ

たパッケージチェックの相談がよくあります。

定型文の変更などはきちんと対応されています

が、意外と忘れられているのが、「機能性表示

食品」という文言を、主要面の上部に置くとい

うこと。皆様もお気を付けください。

さて、こうした新基準への対応にも関係してい

ることなのか、最近は届出の撤回事例が増えて

います。例えば直近では、10月4日には一挙97

件の届出が撤回されています。

これを書いている現在、届出の件数は総計で

8921件になっています。このうち、撤回された

事例はなんと2179件。約25%の事例が撤回され

たことになります。

今年の四月ころ、2023年度を振り返ってみると

撤回が多かったという話を書きました。2023年

度の撤回件数は857件でした。2024年度は未だ5

か月程度は残っていますが、すでに撤回件数は

672件です。

各年度ごとの撤回件数は次の通り。2023年度と

2024年度で急増していることがわかります。

2015年度:3件

2016年度:2件

2017年度:57件

2018年度:102件

2019年度:89件

2020年度:157件

2021年度:115件

2022年度:125件

2023年度:857件

2024年度:672~件

10月4日の撤回事例に目を向けて見ると、その

理由としては大半が、終売のため、あるいは、

販売予定がなくなったため、というものです。

撤回を出されているところは、原料メーカーさ

んや大手の販社さんなど、多くの届出商品を抱

えている企業が多い印象です。

撤回が増えているきっかけは、消費者庁から10

月を目途に更新するよう通知がきている連絡フ

ローチャートかもしれません。それに加えてこ

の先に予定されているパッケージの変更や

PRISMA2020対応、そして定期的な届け出内容の

チェックなどを考えると、この機に商品を整理

しようといったところでしょうか。

毎年受理される件数自体は増え続けていました

から、こうした入れ替わりが発生してくること

は当然なのかもしれませんね。

それでは、またメールしますね。