機能性表示最新情報 283号 / 8つの機能性?

こんにちは。YDCのミッシーです。

それでは今回の機能性表示最新情報をご紹介
します。

◆H859 ルテインパーフェクトアイズ

「本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含ま
れます。ルテイン、ゼアキサンチンは、(1)
眼の黄斑色素量を増加、維持する働きがあり、
(2)コントラスト感度(色の濃淡を識別し、
ぼやけ、かすみを緩和する視機能)のサポー
ト、(3)グレア回復(まぶしさから回復する
視機能)のサポート、(4)ブルーライトなど
の光ストレスの軽減、(5)一時的な精神的ス
トレスの軽減、(6)眼の疲労感の軽減、(7)睡
眠の質を高める機能、(8)加齢に伴い低下す
る認知機能の一部である注意力(複数の情報
から特定の情報に注目する力)、認知的柔軟
性(変化を認識し、対応する力)を維持する
機能があることが報告されています。」

届出表示を一見しただけでも機能性の数の多
さに目が行く事例です。1から8までの数字
が振ってあることから、8つの機能性がある
かのように思えるかもしれませんが、H859の
機能性は「2つ」です。これはH859のSRが2つ
であることを考えればすぐにわかります。

それではどこまでが一つ目の機能で、どこか
らが二つ目の機能なのか。これはSRを良く読
めばわかることですが、そうしなくても簡単
に見分ける方法があります。

以前にもお話ししましたが、複数の機能性を
持つ届出表示の場合、それぞれの機能性の関
係は「OR」で繋ぎます。「AND 」ではありま
せん。

実際の使用例としては

「・・・や、・・・」、
「・・・または、・・・」

とするか、

「・・・という機能、・・・という機能」

という風に「機能」という言葉で一つのフレ
ーズにして扱うというのが、よく見られる
表現方法です。

さて上記のことを踏まえると、H859では
「(7)睡眠の質を高める機能」のところで初
めて文末が機能で終わっていることから、こ
こまでが一つの目の機能であるということが
わかります。つまり(1)-(7)の機能OR(8)の
機能というのがH859の届出表示になります。

ただ、(1)-(8)と番号を振ることでぱっと見の
届出表示はわかりやすくなりますが、上述し
たような(1)-(7)の機能OR(8)の機能という
構造は見えづらくなり、それこそ8つも機能
性があるという誤解を与えやすくなりそうな
感じもあります。これは良し悪し、というと
ころではないでしょうか。

それでは、またメールしますね。