機能性表示最新情報 193号 / 増え続ける機能性表示食品

こんにちは。YDCのミッシーです。
 
 
最近は気温も暖かくなってきて、
陽気に誘われて出歩きたくなりますが、
コロナのせいでそれもままなりません。
気づけばもう一年が経ってしまったわけですが、1都3県では新規陽性者数の下げ止まりが
叫ばれていて嫌な感じです。
 
 
さて、そんな一方で上がり続けているのが
機能性表示食品の受理件数です。
F番代の届出番号はすでに800番台の半ばを
超えました。
3月末までに申請され受理された事例が
F番になるのですから、前年E番の数を
超えてくるのは間違いないでしょう。

 
以下は年度毎に見た受験数です。
()内は前年との比率です。

 
2015年度 307件
2016年度 620件(202%)
2017年度 452件(73%)
2018年度 690件(153%)
2019年度 881件(128%)
2020年度 865件※
※3月10日現在
※2020年度は1月29日申請分までの件数
 
 
2017年度は減少していますが、
このころはC番台で、
ちょうどエキス問題などが表面化したり、
葛の花由来イソフラボンの措置命令問題が
起きたりと、機能性表示にとっては
ちょっとした暗黒時代でした。

 
年度ごとの増加率を平均すると139%の増加。
この増加率を当てはめると、
2020年度は1200件を超えることになりますが、
さすがにあと2ヶ月分件数で400件近くは
難しいように思います。

 
とはいえ、2020年度が大台の4桁、
1000番を超える可能性は十分にあります。

 
2020年4月から1月までの申請月毎の受理件数は
次のようになります。
4月(62件)、5月(56件)、6月(102件)、
7月(117件)、8月(79件)、9月(80件)、
10月(97件)、11月(77件)、12月(99件)、
1月(95件)

 
月平均すると約86件です。
2月、3月分の申請も同程度あると考えれば、
2020年度は1000件前後の受理ということに
なりそうです。

 
1000件ということは、
1日に2~3件の受理がある計算に
なるわけですから、大したものですね。

 
この仕事に携わるようになった当初は、
コンビニやドラッグストアで
機能性表示食品を見つけると
物珍しい気持ちになったものですが、
今ではどこにいってもコーナーの一角を
占めるようになっています。
商品によっては、機能性表示を取得しないと
棚を確保することが難しいこともあるとか。

 
2020年度の最終的な受理件数が
明らかになるのは、5月くらいになると
思いますが、予想通りに1000件に届くか、
乞うご期待ですね。

 
それでは、またメールしますね。