機能性表示水面下情報 ~303号~ PRISMA2020で受理されるノウハウ(4)

元政府委員、薬事法ドットコム社主の林田です。

9月9日号から、消費者庁の運用が固まって来

たPRISMA2020の書き方のポイントを説明し

ています。

今日はQ&Aです。

Q.「本品にはルテインが含まれます。ルテイン

には、ブルーライトなどによる光ストレスを軽減

する機能が報告されています。PC、スマホな

どによるブルーライトなどに接する方に適して

います」というヘルスクレームで過去受理され、

パッケージには、「ブルーライトが気になる方

へ」と記載されています。

変更届で新様式対応にしようと考えています

が、ヘルスクレーム・パッケージ、どうしたら

いいでしょうか?

A.1.このメルマガの8月19日号でも触れ

ましたが、機能性表示食品適正広告自主基

準第3版では、

“(イ)「□□に適した食品です」や(ロ)「□□の

方に適しています」等という表示は、届出食品

そのものに機能性があると消費者に誤認される

おそれがあるため注意すること」”

と記載されています(P16- 3)-2>該当箇所)。

2.ただ、(ロ)に関しては、関与成分を主語

にしておけば、誤認の恐れは防げます。

なので、本件でもヘルスクレームの後段は、

「ルテインのこの機能はPC、スマホなどによ

るブルーライトなどに接する方に適していま

す」という変更でよいと思います。

3.対し、パッケージの「ブルーライトが気に

なる方へ」という表現は関与成分の話だという

ことを伝える適切な限定法がないので、削除

するしかないと思います。