元政府委員、YDC(薬事法ドットコム)社主の
林田です。
今日もPRISMA2020に関する「協議会」解説
についてのQ&Aです。
Q.
「協議会」解説は、#5 適格基準に関し、
「PICOSは詳細に記載することが望ましい」
としていますが、具体的にどうしたらよいので
しょうか?
A.
1.「日本人健常者が、GABAを継続摂取する
ことは、プラセボの摂取と比べて、肌の健康を
守るのを助けるか」について検証する例を示し
ます。
P:日本人健常者
I:GABA含有食品の経口摂取
C:プラセボ(GABAを含有しない食品)の
経口摂取
O:肌の健康
S:RCT
2.対象者
P:「日本人健常者」とした。
※〔疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計
画している者を含む)、及び授乳者を除く。〕
年齢については制限を設けない。人種について
はPでは日本人としているが、肌の保湿や弾
力のメカニズムについて人種による大きな差異
があるとは考えられないため、日本人以外を対
象とした研究であっても、このグループに含ま
れることとした。
3.介入
I:「GABA含有食品の経口摂取」を介入とした。
このグループに関しては、GABAの配合量
が不明確な場合や、GABA以外にアウトカム
への影響が明らかな成分を含む報告は除外す
る。ただし、GABAの配合量、摂取期間につ
いては特段の制限を設けなかった。
4.対照
C:「プラセボ(GABAを含有しない食品)の経
口摂取」を対象とした。
GABAやその他アウトカムへの影響が明らかな
成分を含有する場合には原則として除外するが、
当該の成分の含有が微量であり、アウトカムに
影響しないと判断する場合は、このグループに
含まれることを可能とする。
5.アウトカム
O:「肌の健康」とした。
主要アウトカムとして皮膚又は肌への作用につ
いて検討している研究を対象とした。この場合
の肌の健康とは、保湿機能や弾性機能の維持と
定義する。このため、保湿や弾性の代表的な指
標である、角層水分量、経皮水分蒸散量、キュ
ートメーターによる弾性パラメータのデータが
対象となる。角層水分量、経皮水分蒸散量につ
いては、測定方法や測定機器の制限は設けなか
った。その他の効果指標によるデータ(油分やキ
メ、シミなど)やアンケートによる主観評価など
は含めないこととした。
6.研究の種類
S:ヒトを対象とした「ランダム化比較試験
(RCT)」とした。
採用する文献について英語または日本語で記載
された原著論文であることを原則とした。短報、
報告については試験内容が特定できる場合のみ
採用することとした。会議録については採用し
ないこととした。検索対象期間については制限
を設けなかった。
