機能性表示水面下情報~280号~ PRISMA2020の書き方(3)

元政府委員、YDC(薬事法ドットコム)社主の

林田です。

今日からPRISMA2020が完全施行となります

が、前回に続き、その中の中心となる研究論文

の「確実性」の書き方について説明したいと思

います。

「確実性」は、

(1)バイアスリスク(狭義)

(2)非直接性・不精確・非一貫性

(3)その他(出版バイアスなど)

にブレークダウンすることができます。

今日は、(3)その他(出版バイアスなど)につ

いて説明します。

総論はこんな感じです。

報告バイアスに関してはメタアナリシスのファ

ンネルプロットが有益なのでそこを中核として

書きます;

報告バイアスの評価のため、(出版・言語バイ

アスによる)未報告の試験や(採用論文の報告

において一部のデータ等が欠損していることに

よる)選択的な未報告が存在するか調査を行っ

た。

未報告の試験については、臨床試験計画の登録

情報等を網羅的に検索し、臨床試験が実施され

ているにも関らず結果が公表されていないもの

があるか確認することとした。また、選択的な

未報告については、エビデンスを評価するため

のデータが不足している場合、可能な限り関連

する研究者にメール等で情報を確認することと

した。

以上を踏まえた上で、メタアナリシスを実施し

た場合と、定性的な評価とした場合の評価方法

について以下に記載する。

各論については、こちらをご覧ください(>こちら)。

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