元政府委員、YDC(薬事法ドットコム)社主の
林田です。
今日からPRISMA2020が完全施行となります
が、前回に続き、その中の中心となる研究論文
の「確実性」の書き方について説明したいと思
います。
「確実性」は、
(1)バイアスリスク(狭義)
(2)非直接性・不精確・非一貫性
(3)その他(出版バイアスなど)
にブレークダウンすることができます。
今日は、(3)その他(出版バイアスなど)につ
いて説明します。
総論はこんな感じです。
報告バイアスに関してはメタアナリシスのファ
ンネルプロットが有益なのでそこを中核として
書きます;
報告バイアスの評価のため、(出版・言語バイ
アスによる)未報告の試験や(採用論文の報告
において一部のデータ等が欠損していることに
よる)選択的な未報告が存在するか調査を行っ
た。
未報告の試験については、臨床試験計画の登録
情報等を網羅的に検索し、臨床試験が実施され
ているにも関らず結果が公表されていないもの
があるか確認することとした。また、選択的な
未報告については、エビデンスを評価するため
のデータが不足している場合、可能な限り関連
する研究者にメール等で情報を確認することと
した。
以上を踏まえた上で、メタアナリシスを実施し
た場合と、定性的な評価とした場合の評価方法
について以下に記載する。
各論については、こちらをご覧ください(>こちら)。
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