機能性表示水面下情報~266号~ プリズマ2020で指摘されるバイアスリスク

元政府委員、薬事法ドットコム社主の林田です。

法律・医学・マーケティング・行政、4極の

コンサルティングを実践しています。

今日はプリズマ2020で指摘されるバイアスリ

スクに関するQ&Aです。

Q.プリズマ2020に依拠してSRを作成し届け

出したところ、

「採用した研究におけるバイアスリスクを評価

するために用いた方法を適切に記載する必要が

ないか」

という指摘を受けました。

現状は、「Minds診療ガイドライン作成マニュ

アル2020 Ver.3.0」に依拠してバイアスリスク

を評価しています。

コクランのリスクオブバイアスツール等を用い

るとより精緻なバイアスリスクの評価ができる

ことはわかっていますが、そうすると文献採用

のハードルが一気に高くなってしまいます。

どうしたらよいでしょうか?

A.1.私たちはプリズマ2020に依拠したSR

を相当数作成し届出に使っていますが、正直、

担当官により言うことがまちまちで、厳しい指

摘があったときにそれを丸呑みすると損した

気分になることがあります。

2.本件で言うと、コクランに依拠することま

でやる必要はないと思います。

Mindsに依拠した評価方法を少し詳し目に記

載するとよいのではないでしょうか?