機能性表示水面下情報 30 号/層別解析でも群間有意差を導け なかったとき

特集、層別解析でも群間有意差を導け
なかったとき

今日もQ&Aです。

Q.採用したい文献は群間有意差がありません。

  層別解析してもうまくいきません。

  N数が少なくなってしまうことに起因している
  ようです。

  こういうときはどうしたらよいのでしょうか?

A.1.一応参考になるのがC354(快糖茶、株式会社
    オンライフ)。

    届出表示は

  「本品には、難消化性デキストリン(食物繊維)
     が含まれます。
     難消化性デキストリン(食物繊維)には、
     食事に含まれる脂肪や糖に働き、食後に
     上がる中性脂肪や血糖値を抑える機能が
     報告されています。
     脂肪や糖の多い食事を摂りがちな方、
     食後に上がる中性脂肪や血糖値が気になる
     方に適した食品です。」。

    食後中性脂肪に関し、健常者のみの層別解析
    ではP=0.018で群間有意差なし。

    それに関して、「この結果は、解析対象
    症例数の減少に起因するものであり、健常者に
    おける効果を否定するものではない」と
    まとめていますが、これではイマイチです。

  2.さらにソフィスティケイトしているのがE33
    (ベータプラス、富士産業株式会社)。

    届出表示は

    「本品にはベータコングリシニンが含まれます。
      ベータコングリシニンは血中中性脂肪を
      低下させるとともに、高めのBMIを低下させる
      機能が報告されています。
      本品は、中性脂肪や高めのBMIが気になる方に
      適しています。」

 これについては1月10日のセミナーで
   レクチャーしましょう。