こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
J825 明治ヘモグロビンA1c(エーワン
シー)対策ヨーグルト
「本品にはL. plantarum OLL2712株(MI-2乳酸
菌)が含まれるので、BMIが高めの健康な方の、
健常域で高めのHbA1c(血糖コントロールの指
標)の低下をサポートします。」
今回の注目は、「健常域で高めのHbA1c(血糖
コントロールの指標)の低下をサポート」です。
HbA1cは、健康診断の項目にも使われていて、
それなりに馴染みがあるように思いますが、機
能性表示でこの表現を用いているのは、今回が
2例目となります。
1例目はこちら。
I975 サラシア100プレミアム
「本品にはサラシア由来ネオコタラノールとナ
リンジンが含まれます。サラシア由来ネオコタ
ラノールには、食後血糖値が高めの方の糖の吸
収を抑え、食後血糖値の上昇を抑える機能が報
告されています。また、サラシア由来ネオコタ
ラノールとナリンジンには、BMIが高めの健康
な方の、健常域で高めのHbA1c値(血糖コント
ロールの指標)の低下をサポートする機能が報
告されています。」
J825では、別紙様式5-2および5-3におい
て、HbA1cについて以下のように説明していま
す。
「日本糖尿病学会の「糖尿病治療ガイド 2020-
2021」では、血糖コントロールの指標として、
HbA1cが最も重要視されている」
また、厚生労働省健康局が公表している「標準
的な健診・保健指導プログラム【平成30年度
版】や、公益社団法人日本人間ドック学会が発
表している判定区分を引き合いに出し、それぞ
れ、5.6%未満は「正常域」「異常なし」である
ことを示しています。
前者は、HbA1cを指標とすることや機能性の文
言とすることの妥当性を示したもの。後者は健
常者や病者の基準・一般的な数値を示したもの
と思われます。この二つはトクホなどにはない
機能性を訴求する場合に、しばしば確認を求め
られる項目です。
その他には、糖尿病者の事例などを交えて、
HbA1cが0.1%低下しただけでも十分な改善効果
でる旨の説明もなされています。これについて
は、12週時点で群間有意差はあるというものの、
測定されたHbA1cの値がプラセボと比べて0.1%
程度の低下であったためと考えられます。
クリアするハードルも多かったこと思わせる
J825ですが、2例目のHbA1c訴求が出たことで、
同じような事例が今後は増えていくかもしれま
せん。
それでは、またメールしますね。